エイプ50(AC16)をCBX風カスタムに仕上げる人気のスタイルのひとつが「CBXテール」の取り付けです。ですが、テールカウルやテールランプの交換には、ある程度の知識や加工が必要です。この記事では、初心者の方でも理解しやすいように、取り付け手順や配線方法、注意点を解説します。
CBXテールカウルは無加工で取り付けできる?
まず、エイプ50にCBXタイプのFRPテールカウルを取り付けるには、基本的に無加工では取り付けできません。フレーム形状やシート位置が異なるため、以下の加工が必要となる場合が多いです。
- テールカウルの取り付けステーの自作または延長加工
- シート固定位置の調整や追加ブラケットの装着
- 純正リアフェンダーの取り外しや切断
たとえば、こちらのFRPテールでは、エイプの車体に合わせたステー加工が前提とされています。
テールランプの配線方法|基本の3本線の意味
CBXタイプのテールランプには通常、3本の配線があります。基本的には次のような役割になっています。
- 黒線:アース(−)
- 赤線:スモールランプ(+)
- 黄線:ブレーキランプ(+)
エイプの純正配線に接続するには、テールランプからの配線色と、エイプ側の車体配線の色を突き合わせる必要があります。事前に配線図を確認するか、テスターを使って極性を確認しましょう。
初心者が安全に配線作業を行うコツ
初めて配線をいじる場合でも、以下の点を守れば比較的安全に作業ができます。
- 必ずバッテリーのマイナス端子を外してから作業する
- ギボシ端子で確実に接続する(ハンダ付け不要)
- 配線保護のために絶縁テープまたは熱収縮チューブを使う
- 一度仮組みして、動作確認してから本固定
特にギボシ端子はホームセンターやバイク用品店でセット販売されていますので、事前に準備しておくと作業がスムーズです。
取り付け後に起こりやすいトラブルと対処法
CBXテールを取り付けた後に起こるトラブルとしては以下のようなものがあります。
- ブレーキを踏んでもランプが点灯しない → 配線ミスの可能性大
- ランプが常時点灯している → スモールとブレーキ線の接続間違い
- カウルがぐらつく → ステーの強度不足、締め付け不足
配線ミスは意外と多いトラブルなので、作業後は必ず点灯確認を行い、できれば誰かにブレーキを踏んでもらって2人でチェックすると安心です。
外装カスタムの完成度を高めるポイント
せっかくCBXテールにするなら、全体のバランスも意識しましょう。
- リアフェンダーの処理(短くするorフェンダーレス化)
- ウインカーの位置を適切に変更(法令順守)
- シートとの隙間をスポンジやステーで調整
- 塗装を自分で行う場合は下地処理を丁寧に
また、同時にウインカーも小型のLEDタイプに変更することで、より現代的でまとまりのあるスタイルに仕上げることができます。
まとめ:CBXテール取り付けは初心者でも可能!ただし加工と配線の理解は必須
エイプ50にCBXテールを取り付けることは、初心者でもチャレンジ可能なカスタムです。ただし、カウルの取り付けにはフレームへの加工やステー製作が必要となり、配線作業にも慎重さが求められます。
不安がある場合は、詳しい知人に同席してもらうか、バイクショップに相談するのも手です。基本を押さえればDIYでも十分対応可能な作業ですので、ぜひ自分だけの一台を作り上げてください。
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