アドレスV125Gでエンジンが止まる・ブレーキが効かない・メーターが動かない原因と対処法

車検、メンテナンス

中古で購入したアドレスV125Gにありがちな不具合として、「アクセルを捻るとエンジンが止まる」「ブレーキが効かない」「ガソリンメーターが動かない」などの症状があります。特に雨天時の確認不足や、長期保管されていた車両などでは、複数のトラブルが同時に起きることも。この記事では、それぞれの症状の原因と、具体的なチェックポイント、対処方法について詳しく解説します。

エンジンがアクセルで止まる原因と改善策

アクセルを開けたとたんにエンストする症状は、主に以下のような原因が考えられます。

  • キャブレター(またはインジェクター)の詰まり:長期放置や劣化燃料による汚れで、燃料供給が不安定になっている
  • 燃料ポンプの不具合:ポンプが劣化しており、加速時の燃圧が不足してエンジンがストールする
  • アイドリング回転数の低さ:エンジンが温まる前の始動直後に回転が不安定になっている

まずはプラグを新品に交換し、インジェクション車であればスロットルボディの清掃、キャブ車であればキャブレターのオーバーホールが効果的です。エアクリーナーの汚れも併せてチェックしましょう。

しばらくすると走れる場合は「エンジン冷間時」の不具合

始動直後に止まり、数分後に走行可能になる場合、冷間時の燃調に関わるパーツの不調が疑われます。以下の部品を点検してください。

  • ISCバルブ(アイドルスピードコントロールバルブ)
  • 吸気温センサー
  • 燃料ポンプ・フィルターの目詰まり

また、バッテリー電圧が低いと燃料供給や始動制御に影響することもあります。電圧が12V未満であれば交換を検討しましょう。

ブレーキが効かない原因と点検ポイント

「ブレーキが効かない」と感じる症状にもさまざまな要因が存在します。以下の点をチェックしてください。

  • ブレーキフルード不足・劣化:タンク内の液量確認、色が濁っていたら交換
  • エア噛み:整備不良によるエア混入で油圧が効いていない
  • パッドの摩耗:パッド残量が限界を超えていると制動力が低下

リアブレーキがドラム式の場合は、カムやライニングの固着もチェック対象となります。自信がない場合はブレーキフルード交換とエア抜きを専門店で依頼するのが安全です。

ガソリンメーターが動かない原因と対処法

ガソリンメーターが動作しない場合、次のような電装トラブルが考えられます。

  • フューエルセンサーの故障:タンク内部のフロートが錆や汚れで動作不良
  • 配線の断線・接触不良:特にアース不良による電気信号の途絶え
  • メーター本体の故障:経年劣化により表示機能が不安定になる

メーターの針が全く動かない場合、キーON時にタンク下のセンサーからテスターで電圧を確認すると、原因の切り分けが可能です。交換部品は中古でも入手しやすいため、センサーやメーター交換も視野に入れましょう。

中古バイクのトラブルは初期点検が命

今回のような複数の不具合がある場合は、「納車時整備」が不十分だった可能性があります。信頼できるショップであれば、納車前点検で最低限の整備(バッテリー・プラグ・ブレーキ・オイル・空気圧・電装確認)は実施されるはずです。

中古で購入した直後のバイクは、必ず一通りの初期点検・整備を行うことがトラブル回避の基本です。見た目が綺麗でも内部が劣化している場合は多いため、時間があるときに一度プロに診てもらうのも安心です。

まとめ:複数の不具合は早期点検・分解整備を

アドレスV125Gで「エンジンが止まる」「ブレーキが効かない」「ガソリンメーターが動かない」といった複合トラブルは、中古バイクでは珍しくありません。個別に原因を切り分けながら、点検・部品交換を進めていくことで、安心して乗れる状態に戻すことができます。安全に直結する箇所は、可能な限り信頼できるバイクショップでの点検・修理をおすすめします。

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