ワゴンR MH23Sのボディ下側にあるジャッキを当てる部分は、車体を持ち上げる際に力が集中するため、塗装が傷ついたり錆が発生したりしやすい場所です。黒錆転換剤を使えば赤錆の進行を抑えることができますが、錆の上からそのまま塗るだけでは十分な効果が得られない場合があります。この記事では、ジャッキポイント周辺の錆を処理する際の正しい手順や注意点を解説します。
ワゴンR MH23Sのジャッキポイント周辺に錆が出やすい理由
車体下側の耳のような部分は、サイドシルやフロア周辺の補強部分で、ジャッキを使用すると塗装面に負担がかかります。特に純正のジャッキ以外を使用した場合や、ジャッキの当て方がずれた場合は塗装が割れて金属部分が露出しやすくなります。
金属が露出した状態で雨水や融雪剤などに触れると赤錆が発生します。小さな錆でも放置すると内部へ広がる可能性があるため、早めの処理が重要です。
黒錆転換剤は錆の上からそのまま塗ってもよいのか
黒錆転換剤は赤錆を安定した黒錆へ変化させるための薬剤ですが、汚れや浮いた錆の上から塗るだけでは密着性が悪く、本来の効果を発揮できないことがあります。
例えば、表面に粉状になった赤錆や泥、油分が残っている状態で施工すると、転換剤が金属部分まで届かず、後から錆が再発する原因になります。そのため、基本的には下処理をしてから使用します。
ジャッキポイントの錆に黒錆転換剤を施工する手順
まずは錆が出ている部分を確認し、ワイヤーブラシやサンドペーパーなどで浮いた錆を落とします。完全に金属の地肌を出す必要はありませんが、ポロポロ剥がれる錆はできるだけ除去します。
次にパーツクリーナーなどで油分や汚れを取り除き、しっかり乾燥させます。その後、黒錆転換剤を薄く塗布します。厚塗りすると乾燥不良や塗膜の割れにつながる場合があります。
具体的には、軽い表面錆であれば錆落とし後に転換剤を塗り、乾燥後に防錆塗料やシャシーブラックなどで保護すると、ジャッキポイント周辺を長期間守りやすくなります。
黒錆転換後に追加したい防錆処理
黒錆転換剤を塗っただけでも一定の効果はありますが、車体下部は水や泥が当たりやすい場所です。そのため、乾燥後に上から塗装して保護するとさらに安心です。
例えば、黒錆化した部分に防錆塗料を塗ったり、下回り用の保護剤を施工したりすることで、走行中の飛び石や水分による再発リスクを減らせます。
ただし、ジャッキを当てる部分は厚い塗膜があるとジャッキの接触で再び傷が入ることがあります。必要以上に厚塗りせず、保護と整備性のバランスを考えることが大切です。
錆が進行している場合に注意すること
表面の茶色い錆だけならDIYで対応できるケースもありますが、錆で金属が薄くなっている場合や穴が開いている場合は注意が必要です。
ジャッキポイント周辺は車体を支える重要な部分なので、強度低下が疑われる場合は無理に処理せず、整備工場などで状態を確認してもらう方が安全です。
見た目だけでは判断できないこともあり、錆の範囲が広い場合は内部まで進行している可能性があります。早めに確認することで修理費用を抑えられることもあります。
まとめ|MH23Sのジャッキポイント錆は下処理してから黒錆転換剤を使う
ワゴンR MH23Sのジャッキポイント周辺に発生した錆は、黒錆転換剤を使って対処できますが、単純に錆の上から塗るだけでは十分な効果が期待できません。
浮いた錆や汚れを落とし、脱脂と乾燥を行ってから施工することで、黒錆転換剤の性能を発揮できます。その後に防錆塗装などで保護すれば、ジャッキポイント周辺の錆の進行を抑えやすくなります。
大切な車を長く乗るためにも、小さな錆の段階で適切な処理を行い、定期的に車体下部を確認することがおすすめです。


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