現行X‑ADVは入手困難？中古相場・人気背景から見る国内入手事情ガイド

ホンダX‑ADV（現行第2世代モデル）に興味がある方へ。中古価格の高騰と入手難の実態、人気の理由まで、安全性と信頼性を踏まえてわかりやすく解説します。

現行モデルの国内流通状況と入手難度

2024年12月発売の2025年モデルは、日本国内で年間販売計画数が約700台と非常に限られており、正規ディーラーでも「今から注文すれば2026年2月以降の入荷」と案内されるケースもあります。

これは欧州市場への優先供給や輸出比率が高いためであり、国内での流通量が圧倒的に少ないことが主因です。[参照]

実際に中古車では、2021年型を3年乗って170万円程度で売却された例もあり、新車価格（約132万円）を上回るケースがあります。

全国平均でも中古車価格が約174万～178万円と、新車を上回る高値安定の状態が続いています。[参照]

X‑ADVは“アドベンチャースクーター”というユニークなジャンルで、街乗りからツーリング、軽オフロードまでこなせる汎用性が高評価されています。

また、Bike Future Research Institute（バイク未来総研）の最新リセール・プライスランキングでは、大型スクーター部門でX‑ADVが119.1ポイントで1位に返り咲いており、人気と需要の高さが裏付けられています。[参照]

もし新車購入を希望する場合は、早めの予約・キャンセル待ちリスト登録がカギとなります。

中古市場では価格が非常に高いため、納得できる条件でない場合は他モデル（例えばADV160やFORZAなど）も検討対象として有力です。

あるホンダ正規店では「入荷予定は翌年2月」と説明されており、購入時期によっては1年単位で待つ覚悟が必要です。

一方、中古では「3年落ちで170万円」や全国平均で174万円以上といった事例が複数報告されており、転売目的の買い占めも影響して価格が上振れしている可能性があります。

現行X‑ADVは国内流通数が少なく、入手困難な状況が続いています。その結果として中古市場では新車価格を上回る高値が付くことが珍しくありません。

ただし、その人気はアドベンチャースタイルとリセールバリューの高さに支えられており、購入を検討する方には早期予約か代替モデルの比較検討をおすすめします。