社用車の購入における経費計上の基本
社用車を新車で購入した場合、その金額は固定資産として計上されます。車体価格が200万円であれば、通常は「車両運搬具」として資産計上され、減価償却によって毎年一定の金額を経費として計上します。
頭金と残金の扱い
今回のケースでは、頭金20万円を今期中に支払い、残りの180万円は来期に支払うという状況です。これに対する経費計上方法は、以下のように進めます。
1. 頭金の計上
今期(10月決算)に支払った20万円は、前払金として計上します。この金額はまだ正式な資産ではなく、先払いした金額として処理されます。
2. 残金と納車後の計上
納車予定が11月以降とのことなので、納車時に残りの180万円を支払い、車が正式に引き渡されます。このタイミングで、200万円全額を「車両運搬具」として固定資産に計上します。その後、減価償却により、資産を数年間にわたって経費として配分します。
減価償却について
社用車の減価償却は通常、耐用年数に基づいて行われます。一般的に、普通自動車の耐用年数は6年とされています。この期間にわたって、毎年一定額を経費として計上していきます。
たとえば、200万円の社用車を6年間で減価償却する場合、毎年約33万3,333円ずつを経費として処理します。最初の年は納車された日からの計算になりますので、月割り計算を行います。
まとめ:前払金と固定資産の計上方法
今回のように社用車を購入する際、頭金を支払った場合は今期中に前払金として計上し、納車後に全額を固定資産として処理します。その後、耐用年数に応じて減価償却を行い、経費として計上していく流れとなります。
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