ホンダ フュージョン(2005年式)のエンジンストール症状に関する問題を解決するためのアプローチについて解説します。特に、信号待ちでアクセルを回すとトルクが不足し、エンジンがストールしそうになる症状を持つオーナー向けに、修理のポイントやチェックすべき箇所についてご紹介します。
症状の概要と最初の手順
あなたが報告した症状は、信号待ちからスタート時にアクセルを回してもトルクがなく、エンジンがストールしそうになるというものです。このような症状が発生した場合、最初に行うべきことは、燃料系統、点火系統、ECUのチェックです。特に、燃料ポンプを純正品から汎用品に交換したことが原因であれば、配線の不具合や信号が正常に送られていない可能性があります。
燃料ポンプと配線の確認
汎用品の燃料ポンプに交換後、配線をACCと接続して常時動作状態にしているとのことですが、リレーを使用して正しい信号線を配線しようとした際に12Vが来ていないという現象が確認されています。この場合、まずは配線が正しく行われているか、信号線に問題がないかを再確認しましょう。また、CDIから燃料ポンプへの信号線に異常がないかもチェックが必要です。
トルク不足とエンジンストールの原因
エンジンストールを引き起こしている原因は、燃料供給の不足や点火系統の不具合である可能性があります。特に、点火コイルの不良が疑われる場合は、点火系統全体を見直す必要があります。点火コイルの一次側の抵抗値が0.08Ωであったことから、点火コイル自体に問題がある可能性も考えられます。この場合、点火コイルの交換を試みる価値があります。
実際に治った事例と修理の方向性
多くのフュージョンオーナーの事例では、トルクコンバータやクラッチパックの摩耗、またはバルブボディ内部の油圧逃げによる症状が改善されています。交換すべき部品として、トルクコンバータ、バルブボディ、クラッチパックが挙げられます。また、ATF(オートマチックトランスミッションフルード)の状態が悪い場合も、交換を検討すべきです。
次に試すべき修理方法と確認箇所
1. トルクコンバータの摩耗や滑りを確認するため、トルクコンバータの交換を試みる。
2. バルブボディの内部の油圧逃げを確認し、必要に応じてバルブボディの交換や修理を行う。
3. クラッチパックの摩耗をチェックし、必要に応じてクラッチパックのオーバーホールを行う。
4. 点火コイルやCDI、燃料系統に問題がないか再度確認し、部品の交換や調整を行う。
まとめ
ホンダ フュージョンのエンジンストール症状に対処するためには、燃料系統や点火系統、トルクコンバータ、バルブボディの状態を一つずつ確認し、必要に応じて部品交換や修理を行うことが重要です。今回の症状の原因は複数の要素が絡んでいる可能性があるため、慎重に原因を特定し、修理を進めていく必要があります。


コメント