車検時に「光軸調整」という作業を勧められ、追加料金が発生した経験がある人は少なくありません。車検の基本点検に含まれていると思っていた場合、「なぜ別料金なのか」と疑問に感じることもあります。
しかし、車検ではヘッドライトが基準を満たしているかを確認することと、光軸を調整する作業は別の扱いになります。この記事では、車検における光軸調整の位置づけや追加費用が発生する理由、調整が必要になるケースについて詳しく解説します。
車検の点検項目に光軸確認は含まれているのか
車検では、ヘッドライトの明るさや向き(光軸)が保安基準に適合しているかを確認します。そのため、検査時にはヘッドライトの状態をチェックする工程があります。
ただし、確認作業と光軸を正しい位置へ調整する作業は別です。車検に合格するための検査では「基準内かどうかを確認する」ことが目的であり、ズレている場合に調整する作業は追加整備として扱われることがあります。
つまり、車検基本料金の中に光軸の測定や確認が含まれていても、調整作業については別料金になるケースが一般的です。
なぜ車検で光軸調整が必要になるのか
ヘッドライトの光軸は、長期間の使用や車への衝撃によって少しずつズレることがあります。例えば、段差の多い道路を走行したり、タイヤ交換や足回り部品の交換を行った場合にも影響を受けることがあります。
光軸がズレていると、夜間走行時に道路を正しく照らせなかったり、対向車をまぶしく照らしてしまったりする可能性があります。そのため、車検では安全性を確保するために基準値が設定されています。
特に近年のLEDヘッドライトやオートレベリング機能付きの車両では、従来とは異なる調整方法が必要になる場合もあります。
光軸調整の3240円は高いのか
光軸調整の料金は整備工場や車種によって異なりますが、数千円程度の費用が設定されていることは珍しくありません。
光軸調整は専用の測定機器を使用し、左右のライトの高さや向きを確認しながら調整します。単純にネジを回すだけの作業に見える場合でも、正確な測定と調整が必要になります。
例えば、車検場で不合格になった場合、再検査の手間や時間が発生するため、事前に調整を行って合格率を高める目的で実施されることもあります。
光軸調整を断ることはできるのか
光軸調整は必ず実施しなければならない整備ではありません。車検前の点検で光軸が基準内であれば、調整を行わずに済む場合もあります。
ただし、検査で光軸が不適合となった場合は、調整を行わない限り車検に合格できません。そのため、整備工場では車検を通すために調整を提案することがあります。
費用が気になる場合は、「光軸調整が必要な理由」「調整しない場合の車検への影響」を事前に確認すると納得して依頼できます。
車検費用を抑えるために確認しておきたいポイント
車検時の追加整備費用は、内容を理解していないと割高に感じてしまうことがあります。光軸調整以外にも、ブレーキ整備や消耗品交換など追加項目が発生する場合があります。
見積もりを受け取った際は、基本料金に含まれる項目と追加作業の項目を分けて確認することが大切です。
例えば、「光軸調整費用」と記載されている場合は、単なる点検費用ではなく、実際にライトの向きを修正する作業費として請求されている可能性があります。
まとめ|車検の光軸調整は確認と調整で扱いが異なる
車検ではヘッドライトの光軸が基準を満たしているか確認されますが、ズレを修正する光軸調整作業は基本点検とは別料金になることがあります。
そのため、車検時に数千円程度の光軸調整費用が発生すること自体は珍しいことではありません。
不要な費用を避けるためには、整備内容を確認し、なぜ調整が必要なのかを説明してもらったうえで依頼することが重要です。


コメント