ラッカー1液クリアをメタリック塗装の上に吹いた場合、2液ウレタンクリアに比べて表面がややザラつくことがあります。コンパウンドだけで鏡面仕上げを目指すことはできますが、塗膜の状態や研磨の手順によって結果が大きく変わります。本記事では、1液ラッカー塗装をより滑らかに仕上げる方法と注意点を解説します。
1液ラッカークリアと2液ウレタンクリアの違い
1液ラッカークリアは塗膜が薄く、乾燥が早いため扱いやすい反面、表面の平滑性で2液ウレタンクリアに劣ります。ザラザラ感や軽い柚子肌が発生しやすいのが特徴です。
一方で2液ウレタンクリアは厚膜で硬化後の平滑性が高く、磨き前からある程度光沢が得られます。
コンパウンドだけで鏡面にできるか?
コンパウンドは塗装表面の微細な凸凹を削って光沢を出す工具ですが、塗膜自体に大きな凹凸やザラつきがある場合は完全な鏡面にはなりにくいです。
#1000で慣らす勇気がない場合でも、コンパウンドの種類を変えて段階的に磨くことである程度光沢を引き出すことは可能です。
おすすめの磨き手順
- 初期の荒いザラつきには中目(#1500〜#2000)の水研ぎで表面を慣らす
- 中研ぎ後、コンパウンド粗目で磨き始める
- 次に中目コンパウンド、仕上げ用細目コンパウンドと段階的に光沢を出す
- 最後にポリッシャーまたは手磨きで均一に仕上げる
水研ぎなしでコンパウンドのみで磨く場合、研磨痕が残ることもあるため、塗膜厚に注意しながら慎重に作業してください。
注意点とコツ
1液ラッカーは塗膜が薄く削りすぎると下地やメタリック層まで届く恐れがあります。最初は目立たない部分でテストしてから本格的に磨くのが安全です。
磨きの際は一定方向に動かし、同じ箇所を長時間擦らないようにします。また、仕上げのコンパウンドは少量ずつ使用して光沢の確認をしながら進めると失敗を防げます。
まとめ
ラッカー1液メタリック塗装の表面を鏡面に仕上げるには、コンパウンドだけでも可能ですが、塗膜の厚みや段階的な研磨がポイントです。#1000で慣らす勇気がなくても、中目から細目への段階的磨きやテスト磨きで十分に光沢を出すことができます。塗膜を削りすぎないよう注意しながら、慎重に作業することが仕上がりの鍵です。

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