旧車バイクのハーネス配線をDIYでリフレッシュする方法と配色コードの入手先まとめ

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旧車バイク、特にホンダのSS系などを所有していると、経年劣化による電装トラブルに悩まされることも少なくありません。ハーネスのリフレッシュはその対策として非常に有効ですが、業者依頼は高額かつ納期も長くなることが多く、DIYでの引き直しを検討される方も増えています。この記事では、ホンダ車特有の配線色に対応するハーネスコードの入手方法や、配線の引き直しに必要なポイントを詳しく解説します。

ホンダ旧車の配線色の特徴とは?

ホンダのオートバイでは、配線識別のために独自のカラーパターンが採用されています。たとえば「黄緑ストライプ(イグニッション)」「黒赤ストライプ(メイン電源)」「オレンジ青ストライプ(灯火系)」など、色とストライプの組み合わせが多用されます。

これらの配色は回路図との一致性を保つうえで重要であり、配線を引き直す際にも同色での再現が望まれます。既存のハーネスをそのまま流用する手もありますが、劣化していれば新調が理想的です。

ストライプ配色のハーネスコードはどこで手に入る?

国内でホンダ車向けの配線色を忠実に再現したハーネスコードを切り売りしている業者は限られていますが、いくつかのショップでは入手が可能です。

  • プロツールス:バイク向けの配線部品に強く、色別コードが豊富。
  • エーモン:ストライプ付きの配線コードも一部あり。色数は少なめ。
  • ヤフオク・メルカリ:カスタムショップが出品している場合もあり。

特にプロツールスでは旧車系ハーネス配線に適したラインナップがあり、色指定での購入も対応しているためおすすめです。

ハーネスの自作に必要な工具と部品

配線をDIYで作成する場合、以下の工具と部品があると作業がスムーズです。

  • 圧着ペンチ・ギボシ端子・カプラー
  • 熱収縮チューブ・ハーネステープ
  • 導通確認用のテスター
  • 配線図(サービスマニュアル)

ホンダのサービスマニュアルには詳細な配線図が掲載されているので、それを元に作成することで確実性が高まります。

DIYで配線を引き直す際の注意点

配線の引き直しには慎重な作業が求められます。誤配線や接触不良は、トラブルや発火の原因にもなりかねません。以下の点には特に注意しましょう。

  • 色を完全一致させるか、明確なタグ付けを行う
  • 接続箇所は確実に圧着・絶縁処理を行う
  • ルート取りを既存ハーネスと同じにして車体との干渉を避ける

また、オルタネーターやレギュレーター周辺の配線は電圧が高くなるため、耐熱・耐摩耗性に優れたコードを使用するのが安全です。

代替案:社外ハーネスキットやリビルト品を検討する

一部の車種では、社外メーカーから汎用のハーネスキットが販売されています。また、中古市場ではリビルト品が出回ることもあります。

どうしても純正配色にこだわる場合は難しいですが、信頼性重視であればリビルトやキットを活用するのも選択肢の一つです。価格は3万円〜6万円程度が相場です。

まとめ:配線DIYは可能!信頼できるショップ選びが鍵

旧車バイクのハーネスを自分で引き直すことは可能ですが、色コードの調達や正確な配線作業が求められます。ホンダ車の特殊配色コードは一部ショップで入手可能ですので、適切な準備と情報収集をすればDIYでも十分に対応可能です。

時間に余裕があり、楽しみながら作業したい方にとっては、コストを抑えつつ車両への理解も深まる貴重な機会となるでしょう。

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