車検を受けたのに車検証の受け取りを忘れてしまった場合、多くの方が「再発行はできるのか」「罪に問われるのか」と不安に思われます。この記事では、車検証の引き換え忘れ時の対応方法と法的リスクについて詳しく解説します。
車検証の引き換えを忘れた場合の対応方法
車検証の発行は、車検を実施した店舗が代行して行っている場合が多く、ユーザーが後日店舗に取りに行く形式も一般的です。もし引き換え期限内に取りに行っていない場合でも、基本的には再発行の手続きが可能です。
まずは、車検を受けた整備工場やディーラーに連絡し、車検証がまだ保管されているか確認しましょう。保管期限が過ぎている場合でも、紛失扱いとして「再交付申請(再発行)」ができる可能性があります。
車検証の再発行に必要な書類と費用
- 車検証再交付申請書(運輸支局または軽自動車協会で取得)
- 本人確認書類(運転免許証など)
- 認印
- 自動車検査証(ある場合)または紛失届
再発行手数料は数百円程度です。申請は本人または代理人が運輸支局で行います。
車検証を所持していない車で運転した場合のリスク
車検が有効であれば、車検証の受け取り忘れ自体は重大な違反にはなりません。ただし、車検証の不携帯に該当し、道路運送車両法第66条違反として5万円以下の罰金の対象になることがあります。
実際に取り締まりにあった場合でも、整備記録簿や有効な保安基準適合標章(仮車検ステッカー)を提示できれば軽微な注意で済むケースもあります。
車検を受け直す必要はあるか?
車検が法的に有効であれば、再度車検を受ける必要はありません。再発行手続きを済ませれば問題なく運行できます。もし保安基準適合標章の有効期限も過ぎていれば、その期間は公道の走行はできませんので注意が必要です。
よくある実例:うっかり忘れと対処の流れ
例:あるユーザーが3月末に車検を受け、4月中旬に「そういえば車検証をもらっていない」と気づきました。整備工場に連絡したところ、「まだ保管していたので、身分証持参で取りに来てください」と案内され、その場で無事に受け取れました。
このように、多くの場合は冷静に連絡・対応すれば再発行まで進まずに済むケースもあります。
まとめ:慌てず冷静に行動を
車検証の引き換え忘れに気づいたら、まずは車検を受けた店舗へ連絡を。再発行も可能で、再度車検を受ける必要は基本的にありません。車検証が手元にないまま運転した場合は不携帯違反の可能性はありますが、罰則も軽微です。
今後は車検後の書類受け取りチェックリストを作るなどして、うっかりを防止していきましょう。
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