すでに45 mmボアアップ&圧縮・ポート加工、プーリー強化、PWK22T、CDI交換など多岐にわたるカスタムを施したYAMAHA 3YK ジョグZ。GPSで91 km/h達成なら合格ラインですが、さらに最高速を伸ばしたい人向けに有効なカスタム手法と注意点を整理しました。
プーリー&駆動系セッティング最適化
駆動系を詰めるには、センスプリングのテンション変更やプーリーシムの利用が有効です。XDさんはセンスプリングの長尺化・硬調化で回転上昇域を伸長させたものの、結局エンジンの出力がボトルネックだったと報告しています:contentReference[oaicite:0]{index=0}。
このため、駆動系は変更しすぎず、まずはプーリーの芯方向とセンスプリングの最適テンションを調整することで効率的に活かせます。
排気系の見直し(チャンバー&マフラー)
Booster系チャンバーは必須。海外フォーラムではまず排気(チャンバー)を変えるのが基本とするアドバイスもあります:contentReference[oaicite:1]{index=1}。
実例では、デイトナ青CDI+チャンバー+プーリーセット等でメーター読み90km/h超えというインプレが確認されており、排気系アップグレードが効果的です:contentReference[oaicite:2]{index=2}。
吸気&点火系の総合チューニング
PWK22Tキャブは有効ですが、同時に高流量エアフィルター+レーシングCDIの組み合わせが排気とのバランスを取る上で有効です。
例えば、Kitaco製パワフィル&CDI+ギャラチャンバー+カメファクプーリーで90km/hクラスを安定走行という報告もあります:contentReference[oaicite:3]{index=3}。
実走・セッティングの試行錯誤実例
かわちゃんさん(みんカラ)は、センスプリング変更後も最高速は変化せず、「まずはエンジン出力自体の詰めが先」と結論づけています:contentReference[oaicite:4]{index=4}。
また、社外エンジン+軽量駆動系の組み合わせでは、トップスピードは変わらずとも「加速・レスポンスは向上」という報告があり、最高速だけでなく扱いやすさも意識した調整が実際的です。
おすすめカスタム手順まとめ
ステップ | 目的 |
---|---|
チャンバー交換 | 排気効率アップ ≫ トルク&トップエンド向上 |
吸気系強化 | PWK22+高流量フィルターで混合比最適化 |
CDIチューン | 高回転重視点火タイミングで伸び重視 |
駆動系微調整 | センスプ・プーリー芯調整で無駄なロス排除 |
注意点とバランスの重要性
過剰な圧縮アップや削りすぎは信頼性低下・オイル管理悪化につながるため、セッティングはあくまでマイルドかつバランス重視で行うのが安全です。
また、最終的には「エンジン出力を高め、それに見合った駆動系調整をセットで施す」ことで、91 km/hからさらに数km/h伸びる可能性があります。
まとめ
現在のチューニングで91 km/h出ているなら、次はチャンバー交換→吸排気バランス調整→CDIアップグレード→駆動系微調整の順序で進めると効率的です。
焦らず「出力の底上げ」→「駆動系連携」で、扱いやすくさらに伸びるジョグZを目指しましょう。
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