ホイールのオフセット変更で出面はどう変わる?深リム化時のリム位置とディスク面の違いを解説

カスタマイズ

ホイールをインチアップしたり、深リムタイプへ変更した際、「どこが出っ張ってくるのか?」という疑問を抱く方は多いでしょう。特に24mm出ると言われても、それがリムの端なのか、ディスク面なのかによって見た目や干渉リスクは大きく変わります。本記事では、ホイールのオフセット変更時に注意すべき出面の考え方を、深リムホイールの構造を交えながら詳しく解説します。

ホイールの「出面」とは何か?

出面(でづら)とは、フェンダーに対してホイールやタイヤの外側の位置がどれだけ外側に出ているかを指すカスタム用語です。主に「今のホイールより何mm外に出るか」といった基準で語られます。

この「何mm出るか」という数値は、ホイールのオフセットやリム幅、そして装着するタイヤサイズによって変わります。

ディスク面とリム端、出てくるのはどっち?

ホイールを交換して「+24mm出る」となった場合、それは基本的にリムの外端が従来より24mm外に出てくるという意味です。特に業者やツールで出面の数値が表示される際には、ほとんどがリム端を基準にしています。

一方、深リムホイールではディスク面が内側にオフセットされているため、リム端は外にあるのにディスク面はホイールハウス内に引っ込んで見えるケースもあります。

深リムホイールの構造と視覚的な出面の違い

深リムとは、ホイールのスポーク(ディスク面)よりリムが大きく張り出しているデザインのことです。ディスク面がセンター寄りまたは奥に配置されるため、見た目以上にリムが外に出てくる印象があります。

そのため、「出面24mmアップ」といっても、ディスク面自体が24mm出てくるわけではなく、ホイールの一番外のリム端が24mm外側に移動すると考えるのが正解です。

インチアップと出面の関係性

17インチから19インチに変更する場合、リム径が大きくなることでタイヤの外径も変化する場合があります。ただし、同じ外径のタイヤを履けば、ホイールのサイズアップ自体が出面に直接影響するわけではありません。

出面の変化は主に「オフセット」「リム幅」「装着位置」によって生まれます。例として、オフセットがマイナス方向(数値が小さくなる)になれば、その分リム端が外側に出てきます。

装着前に測定・確認すべきポイント

以下の点を事前に測ることで、フェンダー干渉やはみ出しのリスクを防ぐことができます。

  • 現行ホイールのインセット・リム幅
  • 変更後ホイールのインセット・リム幅
  • 車体とホイールアーチとの隙間(実測)
  • ブレーキキャリパーとの干渉チェック

また、ホイールサイズ比較ツールなどを使えば、変更後の出面をシミュレーションできます。

まとめ:出面は基本「リム端」で考える。深リムは見た目に注意

ホイールの「24mm出る」という表現は、通常はリム端基準で語られています。深リムホイールの場合、リムは外に出てきますが、ディスク面はさほど変わらず見えるため、見た目の印象に違いが出ることがあります。

購入前に正確なサイズとオフセットを把握し、視覚的にも安全的にも納得のいくカスタムを心がけましょう。

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