クボタトラクターL2202のエンジンがかかりにくい原因の一つとして、グローコイルが正常に機能していない可能性があります。特に冬場など気温が低い時期には、グローコイルの動作がスムーズでないとエンジン始動に支障をきたします。本記事では、グローコイルが赤くならない原因や、グローリレーの位置、そして対策について詳しく解説します。
グローコイルが赤くならない原因
ディーゼルエンジンの始動時に重要な役割を果たすグローコイル(またはグロープラグ)が正常に機能しない場合、エンジンがかかりにくくなります。グローコイルが赤くならない原因として、以下の点が考えられます。
- グローリレーの故障 – グローコイルに電流が流れないと、発熱しません。
- ヒューズの断線 – グローリレーやグローコイルに電力が供給されていない可能性があります。
- バッテリー電圧の低下 – バッテリーが弱っているとグローコイルが十分に発熱しません。
- グローコイル自体の劣化 – 長年使用すると、グローコイルが消耗し機能しなくなることがあります。
これらの原因を順番にチェックし、どこに問題があるのかを特定することが重要です。
クボタL2202のグローリレーの位置
グローリレーは、グローコイルへ電力を供給するためのリレー装置であり、これが故障するとグローコイルが正常に動作しなくなります。クボタL2202のグローリレーは、エンジンルーム内のヒューズボックス付近に設置されていることが一般的です。
具体的には、以下の場所を確認してください。
- バッテリー付近のリレーボックス内
- ヒューズボックスの裏側または周辺
- エンジンカバーを開けた助手席側
リレーには「GLOW RELAY」や「GLOW」と記載されていることが多いため、該当する部品を探しましょう。
グローリレーの交換方法
グローリレーの交換は比較的簡単ですが、正しい手順で行うことが重要です。以下の手順を参考にしてください。
- エンジンを停止し、バッテリーのマイナス端子を外す
- グローリレーの位置を確認し、リレーを取り外す
- 新しいグローリレーを取り付ける(端子がしっかり接続されているか確認)
- バッテリーのマイナス端子を接続し、エンジンを始動して動作確認
交換後、グローコイルがしっかり赤くなるかをチェックしましょう。
グローリレー交換後の注意点
グローリレーを交換しても、グローコイルが赤くならない場合は他の原因が考えられます。特に以下の点を再チェックしてください。
- グロープラグ自体が故障していないか
- ヒューズが断線していないか
- バッテリーの電圧が十分あるか
- 配線に断線や接触不良がないか
また、グローリレーは経年劣化しやすい部品のため、定期的に点検し早めに交換することで、トラブルを未然に防ぐことができます。
まとめ
クボタトラクターL2202のグローコイルが赤くならない原因には、グローリレーの故障、ヒューズの断線、バッテリーの電圧低下、グローコイル自体の劣化などが考えられます。特にグローリレーの故障が多いため、リレーの位置を確認し、交換することで解決するケースが多いです。
グローリレーはエンジンルーム内のヒューズボックス付近にあり、交換は比較的簡単に行えます。ただし、交換後も改善しない場合は、他の電気系統のチェックも必要です。定期的な点検と適切なメンテナンスを行い、トラクターのエンジン始動性を維持しましょう。
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