中古アルミホイールの再塗装除去と安全な再塗装手順|ハブ面・ナット穴の処理方法とは

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中古で手に入れたアルミホイールに再塗装が施されていた場合、特にハブ面やナットホールまで塗装がされていると、走行時の安全性に関わる懸念が出てきます。この記事では、塗装除去の方法や再塗装時の注意点をわかりやすく解説します。

なぜハブ面・ナット穴の塗装は問題なのか

ホイールのハブ接触面やナットの座面に塗装があると、走行中にトルクの緩みが生じたり、取り付け精度が狂う原因になります。特に、ボルトの座りが悪いとホイールが外れるリスクもゼロではありません。

安全の観点から、ハブ面とナット穴の塗装は確実に除去することが推奨されます。

ヤスリでの除去はOK?注意すべきポイント

結論から言えば、手作業でのヤスリがけは問題ありません。ただし、次の点に注意しましょう。

  • 粗すぎるペーパー(#60以下)は避け、#120〜#240程度の耐水ペーパーを使用
  • 金属地を露出させた後はアルミ素地の酸化を防ぐ処理(プライマーやコート剤など)を検討
  • 研磨範囲を必要最小限に抑える(接触面だけ)

電動工具を使用する場合は熱を持たせすぎないように、低速回転&短時間作業が基本です。

代替手段:薬品での塗装剥離も可能

ヤスリの代わりに塗料剥離剤を使用する方法もあります。市販のペイントリムーバーを使えば、比較的短時間で効率的に塗装が落とせます。ただし、次の点に注意してください。

  • アルミ素材に対応した製品を選ぶ
  • ハブやナット穴に溜まらないよう、細いブラシで局所塗布
  • 剥離後は中和や水洗いを確実に行う

薬品処理後に必ず再洗浄し、残留物がないよう丁寧な作業が必要です。

再塗装を行う場合のおすすめ手順

全体を塗装し直す予定であれば、下記のような手順が理想的です。

  1. 全体の旧塗膜を研磨または剥離剤で除去
  2. プライマーを塗布(耐腐食性と密着性アップ)
  3. 耐熱性・耐UV性に優れたアルミホイール用塗料で塗装
  4. ハブ面とナット穴はマスキングして塗装しないようにする

再塗装後も数日乾燥させ、クリア塗装を重ねることで耐久性が向上します。

実例:DIYで再塗装&研磨したユーザーの体験談

実際に「ナット穴の塗装が厚く、ナットがうまく締まらなかった」との報告もあり、最終的には耐水ペーパーと真鍮ブラシで塗装を剥がし、正常に装着できたというケースもあります。

また、剥離剤を用いてナット穴や裏面だけ部分的に処理し、マスキングして再塗装を行った例では、「仕上がりも見栄えが良く、取り付けも問題なかった」との声も見られます。

まとめ:塗装の除去は正しく行えばDIYでも可能

ハブ面やナット穴に塗装がある場合は、安全性の観点から必ず除去しましょう。ヤスリを用いた研磨も有効ですが、適切な粒度や工具の選定が大切です。再塗装時には重要部位のマスキングも忘れずに。正しい手順を踏めば、DIYでも安心して美しく仕上げることができます。

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