バイクのグリップは、ライディングにおいて重要なパーツの一つです。特に「貫通」タイプと「非貫通」タイプの選択は、見た目や機能に大きな影響を与えます。今回は、グリップの種類とバーエンドの取り付けに関する疑問について詳しく解説します。
グリップの種類:貫通と非貫通の違い
バイクのハンドルに取り付けるグリップには、主に「貫通」と「非貫通」の2種類があります。それぞれの特徴について理解しておきましょう。
貫通タイプ
貫通タイプのグリップは、中央部分に穴が空いており、ハンドルバーがグリップを通して見える構造です。このタイプのグリップは、グリップエンドを固定するためにバーエンドを使用することが一般的です。バーエンドがないと、グリップの端がむき出しになり、外見的に少し不格好になることもあります。
非貫通タイプ
非貫通タイプのグリップは、中央部分が完全に閉じており、ハンドルバーが見えません。このタイプは見た目がすっきりしており、特にバーエンドを取り付けない場合に好まれることが多いです。また、グリップ端が閉じているため、雨水や異物が入りにくいという利点もあります。
見た目の違いと選択基準
見た目に関しては、グリップをどのように仕上げたいかによって選択肢が分かれます。
貫通グリップの場合
貫通タイプのグリップは、バーエンドを取り付けることで、全体的に完成度の高い仕上がりになります。特にレーシングバイクやスポーツバイクでは、機能性と見た目を兼ね備えたデザインとして選ばれることが多いです。
非貫通グリップの場合
非貫通タイプは、バーエンドを取り付けない場合でもシンプルでスッキリとした印象を与えることができます。特に街乗りやカジュアルなバイクには適しています。
バーエンドの取り付けについて
「貫通タイプの場合、バーエンドはつけるべきか?」という点については、選択肢があります。
バーエンドを取り付けない場合
貫通グリップを使用しているがバーエンドを取り付けない場合、見た目には少し雑な印象を与えることがあります。しかし、特にスポーツバイクなどで「軽量化」を重視する場合や「自己流のカスタマイズ」を楽しむ場合には、バーエンドなしでも問題ありません。
バーエンドを取り付ける場合
バーエンドは、グリップ端を保護する役割を果たします。また、ハンドルの振動を吸収する効果もあり、長時間のライディングでも疲れにくくなります。さらに、貫通グリップを使用する場合は、バーエンドを取り付けることで、外見的にもバランスが取れるためおすすめです。
水の侵入を防ぐために
貫通タイプのグリップには、雨水がグリップ内部に入り込むのではないかという懸念があります。しかし、実際にはバーエンドを取り付けることで、水の侵入を防ぐことができます。
バーエンドなしの場合
バーエンドを取り付けない場合、雨水が直接グリップ内に入る可能性がありますが、グリップ端がしっかりと閉じている非貫通タイプを選べば、ある程度は水の侵入を防げます。
バーエンドありの場合
バーエンドをしっかりと取り付けておけば、水の侵入を完全に防げるわけではありませんが、かなりの効果が期待できます。特に、バーエンドに防水仕様のものを選ぶとより安心です。
まとめ:用途に応じてグリップとバーエンドを選ぼう
バイクのグリップ選びには、見た目や機能性のバランスが重要です。貫通タイプはバーエンドを取り付けることで見た目と機能性を両立できますが、非貫通タイプはシンプルで水の侵入を防ぎやすいという利点があります。
バーエンドを取り付けるかどうかは、バイクの用途やデザインに合わせて選びましょう。どちらのタイプにもそれぞれのメリットがあり、ライダーの個性に合わせたカスタマイズが可能です。
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