倉庫や仮設スペースとして人気のコンテナですが、「ユニックで吊り上げられるか不安…」という方も多いのではないでしょうか。特に、2トントラックサイズのコンテナは重量や構造によって吊り上げ可否が変わってきます。この記事では、寸法が長さ4.5m × 幅1.8m × 高さ2.2m程度のコンテナの想定重量や、ユニック車での取り扱いについて詳しく解説します。
2トントラック用コンテナの寸法と構造
長さ4.5m × 幅1.8m × 高さ2.2mのコンテナは、おおよそ2t車（ロングボディ）に積載できるサイズ感です。主に鋼鉄製またはアルミ製のパネルで構成されており、外観は倉庫用コンテナや簡易オフィスに転用されることもあります。
このサイズのコンテナには以下のようなタイプがあります。
- 鋼鉄製（鉄板製）コンテナ：約800～1,200kg前後
- 軽量アルミ製コンテナ：約500～800kg前後
- 断熱材や補強材入り：＋200～300kg加算
断熱材や内装を追加している場合はさらに重くなるため、実際の重量は現物確認が必要です。
ユニック車で吊れるか？積載と吊上げ能力の目安
ユニック（小型移動式クレーン）は、車種ごとに「吊上げ荷重」や「作業半径」によって持ち上げられる重量が変わります。たとえば、一般的な2tユニック車の場合。
- 吊上げ能力最大時（1～2mの至近距離）：約2.5t
- 作業半径が3m以上になると：吊上げ可能重量は1t以下に低下
したがって、コンテナの重量が1t未満であれば比較的安全ですが、地面の状態・ブームの長さ・吊り角度などによっては、重量ギリギリのものはリスクがあるため慎重な判断が必要です。
実際に吊る前に確認したいポイント
コンテナをユニックで吊り上げる際には、以下の点を事前にチェックしましょう。
- コンテナ本体の実測重量（可能であればメーカー確認）
- ユニック車の吊上げ能力（カタログ値・車両仕様書で確認）
- 吊り金具やフックの位置、バランスの取り方
- 設置場所の地盤強度・障害物有無
現場での作業中に想定外の傾きや不安定な揺れが発生しないよう、事前に吊り荷の試し上げを行うのも効果的です。
より安全に作業するためのアドバイス
重量が1tを超える可能性がある場合、3t車や4t車のユニックを手配したほうが安全です。ユニック車のオペレーターは資格保持が必須なので、地元の建材会社や重量物運搬業者に依頼する際は、経験豊富な作業者を指名することも重要です。
また、設置したい敷地に搬入経路があるか、地盤が傾斜していないかなど、周辺環境の確認も忘れずに行いましょう。
まとめ：2トンサイズコンテナの重量とユニック作業の可否
2トントラックサイズ（約4.5×1.8×2.2m）のコンテナは、材質や構造によって重さが500～1,200kg程度になることが多く、ユニック車での吊上げは条件次第で十分可能です。ただし、作業半径や地面の状態によって危険が伴うため、必ずプロに相談し、安全な作業計画を立てることが大切です。
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