スピード違反で赤切符を受けた後の流れ|通知が来ない場合の対処法と免停手続きの実態

運転免許

スピード違反で赤切符(重大違反)を切られた後、「1発免停になる」と聞かされて不安に感じている方は多いはずです。特に、違反から数週間〜1ヶ月以上経っても警察署や公安委員会からの通知が届かないと、「手続きが遅れている?」「このままでいいの?」といった疑問が湧いてくるのは当然のことです。この記事では、赤切符を受けたあとの処理の流れと通知が来ない場合の対応について、わかりやすく解説します。

赤切符とは?重大な交通違反の証拠書類

赤切符とは、主に「30km/h以上(高速は40km/h以上)の速度超過」など重大な違反に対して交付される交通違反切符で、行政処分(免停など)と刑事処分(罰金刑など)の両方が科される可能性があるものです。

青切符が反則金で済む軽微な違反に対して、赤切符は原則として「交通裁判所(簡易裁判所)」への出頭が必要になります。免許停止や免許取消の対象になることもあるため、特に注意が必要です。

通知が届くまでにかかる日数と遅延の理由

赤切符を受けた後の流れは以下のようになっています。

  • 違反当日:警察官に赤切符を交付される
  • 数日〜数週間後:簡易裁判所からの出頭通知が届く
  • 裁判後:約2〜4週間以内に免停通知(公安委員会)

しかし実際には、地域や案件の混雑状況によって通知まで1ヶ月以上かかるケースも珍しくありません。とくに年末年始・大型連休などの期間を挟むと、さらに遅延が生じることがあります。

通知が1ヶ月以上来ない場合はどうする?

違反から1ヶ月以上経過しても通知が届かない場合でも、焦る必要はありません。多くのケースで「処理が進んでいないだけ」か「通知が郵送中」なだけです。

ただし、通知を見落とすと出頭命令に遅れるリスクもあるため、念のため違反を処理した警察署か、住んでいる地域を管轄する公安委員会(運転免許センター)に問い合わせることをおすすめします。

問い合わせ時に伝える内容:

  • 違反日と違反場所
  • 違反内容(例:スピード違反、赤切符を受けた)
  • 名前・生年月日・連絡先

免停処分と出頭通知の実際のスケジュール

免許停止の期間は違反の内容・前歴によって異なりますが、赤切符で初違反(過去に行政処分歴なし)の場合、原則30日免停+講習受講で即日解除(免停1日)となるケースが多いです。

たとえば、初めての違反で40km/hオーバーなら、違反点数6点で30日免停。講習受講による「短縮措置(1日講習)」で実質その日だけ免許停止という処分になります。

通知が届くと、「免許停止処分者講習」の日程案内が記載されており、参加すれば免許は即日返還されます(講習受講者限定)。

まとめ:通知が遅くても慌てず確認を

赤切符を受けた後は手続きが多く不安になるかもしれませんが、通知の到着には通常1ヶ月以上かかることもあるため、少し様子を見るのが一般的です。

ただし、2ヶ月近く経っても連絡がない、または違反から裁判所出頭日が未定の場合は、迷わず警察署か免許センターに確認をしましょう。連絡を怠ると、無断欠席扱いで処分が重くなる可能性もあります。

正しい情報を得て、冷静に対応すれば、必要以上に不安になる必要はありません。

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