DA17V型エブリイで冷却水交換やエア抜きを行った後、「水温が上がっているのに電動ファンが作動しない」という症状が出ることがあります。アッパーホースとロアホースが熱くなっていても、必ずしも電動ファンが回るとは限らず、複数の原因を順番に確認する必要があります。この記事では、冷却水交換後に電動ファンが作動しない場合の原因や点検ポイントについて詳しく解説します。
冷却水交換後に電動ファンが回らない主な原因
冷却水交換後に電動ファンが作動しない場合、まず考えられるのは冷却系統内のエア残りです。冷却水路に空気が残っていると、水温センサー周辺まで正しく冷却水が循環せず、ファン作動の判断が正常に行われない場合があります。
特にDA17Vのような軽自動車では、冷却水交換後のエア抜きが不十分だと、ヒーターの効きが悪くなったり、水温が安定しなかったりすることがあります。
ただし、アッパーホースとロアホースの両方が熱くなっている場合は、冷却水自体はある程度循環している可能性があります。そのため、エアだけでなく別の原因も確認する必要があります。
電動ファンが作動する温度まで上がっているか確認する
電動ファンはエンジン始動直後や一定時間経過後に必ず回るものではありません。冷却水温がファン作動温度まで上昇した時に、ECUが判断して作動させます。
例えば、外気温が低い状態で2000回転程度で30分ほど暖機していても、走行風がない状態や冷却効率によっては、ファン作動条件に達していない可能性があります。
水温を正確に確認するには、OBD診断機などで実際の水温を確認する方法が有効です。メーターの水温表示だけでは細かな温度変化を判断できない場合があります。
水温センサーやファン制御系統の点検ポイント
バッテリーから直接電源を入れて電動ファンが回る場合、ファンモーター自体は正常である可能性が高くなります。その場合は、ファンへ電気を送る制御側の確認が必要です。
確認するポイントとして、以下の部品があります。
- 水温センサー
- ファンリレー
- ヒューズ
- 配線やカプラー
- ECUからの制御信号
例えば、水温センサーが実際より低い温度として信号を送っている場合、エンジンが高温でもECUが「まだファンは不要」と判断してしまうことがあります。
冷却水交換後のエア抜きが不十分な場合の症状
冷却水交換後にエアが残っている場合、いくつか特徴的な症状が出ます。
- ヒーターから温風が安定して出ない
- 冷却水の水位が後から下がる
- ゴボゴボという水流音がする
- 水温が急に変化する
エア抜きを行う場合は、リザーブタンクだけではなく、冷却水経路全体から空気を抜く必要があります。車種によってはエア抜きに時間がかかる場合があります。
また、冷却水交換直後は一度エンジンを冷ましてから冷却水量を再確認することも重要です。エアが抜けたことで水位が変化することがあります。
DA17Vで電動ファンが回らない場合に確認する順番
原因を特定するためには、以下の順番で確認すると効率的です。
- 冷却水量が適正か確認する
- エア抜きが十分か確認する
- 実際の水温を確認する
- ヒューズとリレーを点検する
- 水温センサーの信号を確認する
例えば、ファンを直結して回る場合でも、ファンが壊れていないと判断して終わりではありません。ファンを動かす指令が出ているか、その途中の部品に問題がないかを確認することが大切です。
まとめ|DA17Vの電動ファン不作動は原因を順番に切り分けることが重要
DA17Vで冷却水交換後に電動ファンが回らない場合、エア抜き不足だけでなく、水温センサーやリレー、制御系統など複数の原因が考えられます。
バッテリー直結でファンが回る場合はモーター故障の可能性は低く、制御側を重点的に確認すると原因を見つけやすくなります。
オーバーヒートを防ぐためにも、単純にファンが回らない状態で走行を続けず、水温確認や冷却系統の点検を行いながら原因を特定することが大切です。


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