APE50インジェクションモデルにサイドカバーを装着する前に知っておくべきポイント

カスタマイズ

ホンダAPE50は、カスタムベースとしても人気のあるミニバイクですが、キャブレターモデルとインジェクション(FI)モデルでは外装の仕様が異なるため、社外パーツ選びには注意が必要です。特にサイドカバーに関しては、適合を見極めるポイントがあります。

APE50には2つのモデルが存在する

APE50には大きく分けて「キャブレター仕様」と「インジェクション仕様(FI)」の2種類があります。2007年以降に販売されたモデルの多くがFIモデルで、エンジン周辺に搭載されているセンサーやコンピューターの関係で、外装部品の取り付けに干渉する可能性があります。

例えば、キャブモデル用に設計されたサイドカバーは、FIモデルではカプラーや配線、ECUに干渉してそのままでは取り付けられない場合があるのです。

Amazon等で販売されている汎用サイドカバーの実態

通販サイトで「APE50用」として販売されているサイドカバーの多くは、キャブレターモデルを基準に設計されています。そのため、FIモデルに流用するには加工が必要なケースがほとんどです。

例えば、Amazonの以下のリンクの製品:https://amzn.asia/d/gCSBbDv は、製品説明に「キャブモデル対応」と明記されていることが多く、FI対応とは書かれていないことが一般的です。

FIモデルへのサイドカバー装着時の注意点

  • ECUの干渉チェック:FIモデルは左側サイドカバーの内側にECU(コンピューター)があるため、干渉する場合があります。
  • 固定用穴位置の違い:車体側のステーや取り付け位置がキャブモデルと異なることがあるため、加工やステーの追加が必要です。
  • 熱対策:FIの制御部品は熱に弱いため、通気性や材質にも配慮が必要です。

実際に取り付けたユーザーの声

FIモデルにキャブモデル用の社外サイドカバーを取り付けたユーザーの例では、「干渉部分をカットし、結束バンドで仮固定した」という声や、「左側は付けられたが、右側はエアクリーナーに干渉して断念した」といった報告があります。

このように、DIYでの対応力や工具がある方であればチャレンジできますが、初心者や加工が苦手な方には難易度が高い作業です。

加工なしで取り付けたいならFI専用品を選ぼう

FIモデル専用に設計されたサイドカバーも少数ながら存在します。例えば、バイクパーツ専門ショップやオークションで「APE50 FI サイドカバー」と明記された製品を探すと、加工不要でボルトオン装着できるものも見つかることがあります。

見た目は似ていても、内部構造や取り付けクリアランスが異なるため、専用品の選定は非常に重要です。

まとめ:FIモデルは適合確認が必須

APE50インジェクションモデルにサイドカバーを取り付ける場合、キャブモデル用の市販パーツは基本的にそのままでは取り付けできないと考えた方が良いです。加工技術や工具があるなら装着は可能ですが、安全性や外観にも影響するため、できる限りFIモデル対応品を選ぶのがベストです。

購入前には必ず商品説明を確認し、「FI対応」の記載があるかをチェックしましょう。不明な場合は販売元に問い合わせることも重要です。

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