車検で提案される追加整備、本当に必要?ディーラーとの上手な付き合い方とは

車検、メンテナンス

車検時にディーラーから提案される「追加整備」。その内容に対して「本当に必要?」と疑問を持った経験のある方も多いのではないでしょうか?今回は、ディーラーとの関係を保ちつつ、納得して車検を受けるための考え方と質問の仕方について解説します。

なぜディーラーは追加整備を提案してくるのか

ディーラーは車検時に車両の点検を行い、法定整備項目以外でも劣化や故障の兆候があれば「予防整備」として提案してきます。これはユーザーの安全性を考慮している側面もありますが、整備部門の売上向上というビジネス的な要素もあるのが実情です。

たとえばブレーキパッドの残量が法定基準内であっても、「あと1年で交換が必要」と見れば交換をすすめてくることがあります。

追加整備の「本当に必要?」を見極めるには

整備士が説明に来たら「この整備をしないとどうなるか」を冷静に質問してみましょう。たとえば「このままにしておいたら次の点検までに支障が出ますか?」という聞き方がおすすめです。

また、「次回のオイル交換時に一緒にやった方がコスト的にお得ですか?」といった視点も有効です。整備士の立場としても、車を大切にしたいという姿勢は歓迎されるため、質問することで印象が悪くなることはまずありません。

整備士は質問を歓迎している?

実際の現場では、納得して整備を依頼してもらう方が整備士側も安心です。「言われた通りにやったけど高かった」と不満を感じられるより、「これは必要ですか?」と尋ねられる方が信頼関係を築きやすいのです。

「全部お任せで」と言われる方も多いですが、整備士としては状況を説明し、オーナー自身に判断してもらうことで責任の所在が明確になるため、お互いにとって良い関係になります。

押し売りと感じたらどうすればいい?

万が一「高圧的で断りにくい」と感じた場合は、「今回は見送ります」とはっきり伝えましょう。無理に整備を強要するディーラーは少数ですが、万一そのような対応をされた場合は担当を変えてもらうか、別の整備工場を検討するのもひとつの手です。

また、提案された整備内容を写真に撮ってもらい、後日セカンドオピニオンとして別の整備士に見せるという方法も有効です。

信頼できる整備士と出会うことが安心の第一歩

信頼関係を築ける整備士がいると、今後の車生活が格段に安心で快適になります。気になることは素直に尋ねて、無理なく納得した上で整備を受けるスタンスが理想です。

もし不安なことがあるなら「見積だけ出してもらえますか?家で検討します」と一旦持ち帰ることもできます。整備は急がず冷静に判断することが重要です。

まとめ:素直な質問こそが安心への近道

ディーラーや整備士とのコミュニケーションは遠慮する必要はありません。「必要ですか?」「やらなかったらどうなりますか?」という質問は、むしろ積極的にするべきです。プロの意見を聞いたうえで自分で判断する姿勢が、愛車と長く付き合っていくための第一歩になります。

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