CRF250L(MD47)のスプロケットをフロント14丁→12丁、リア40丁→42丁に変更したいとき、純正チェーン(106リンク前後)がそのまま使えるか不安ですよね。本記事ではチェーン長さやアクスル調整、必要なコマ数の判断方法を詳しく解説します。
🔧純正チェーン(106リンク)は使えるの?
CRF250L純正仕様は「フロント14丁・リア40丁・チェーン106リンク」で設計されています。
フロントを12丁、リアを42丁に変えても、スプロケット径やチェーン張りの自由度などを考慮すると、**多くの場合は純正チェーンをそのまま使用可能**です。但し、リンク余裕がギリギリの場合やアクスル幅が限界に近い場合は、**チェーンのコマを1~2リンク詰める**か**リアアクスルを前端にスライド**させて調整する必要があります。[参照]
🛠調整方法・チェックポイント
- リアアクスル調整範囲:取り付け時に前寄りに動かせるかをチェック
- チェーンの遊び(たるみ):スイングアーム中央付近で10〜20 mm程度が目安
- チェーンガイドとの干渉:12丁化によりガイドに当たる可能性があるため、取り付け後に当たりや異音を確認
チェーンがガイドに干渉する場合、**ガイドの取り付け角度を調整**したり、**薄いシムを挟む**ことでクリアランスの確保が可能です。
📋実例:13丁・42丁や12丁・40丁への変更例
CRF250Lユーザーによる実例では、純正チェーン106リンクのまま「フロント13丁・リア42丁」に変更し、リアを前に寄せるだけで調整完了。チェーンガイドの干渉もシムやスライダーでクリア処理したケースが報告されています。
また、「14丁→13丁・40丁→44丁」といったショート化でも**チェーン長そのまま or 1リンク詰め**程度で対応できたとの声があります。
✅まとめ:変更可否と推奨手順
項目 | 対策 |
---|---|
チェーン長 | 純正106リンクでほぼ対応。必要なら1〜2リンク詰め |
アクスル位置 | 最大前寄せで遊び確認 |
チェーンガイド | 当たる場合はガイド角度調整 or シム挿入 |
⑴スプロケ交換後、チェーンテンション調整→⑵遊び確認→⑶問題なければ試走→⑷数十キロ後に再チェックがベストです。
まとめ
フロントを12丁・リアを42丁に変更しても、**純正チェーン106リンクは基本的にそのまま使用可能**です。ただしリアアクスルのスライド調整で遊びを確保し、チェーンガイドとの干渉チェックが必須です。
状況によっては**チェーンのコマ詰め(1〜2リンク)**や**ガイドのシム調整**が必要になることもありますが、適切な調整を行えば安全に運用できます。
スプロケット変更後は、**作業直後と数十キロ走行後に必ず再チェック**し、チェーンの状態をしっかり見守ることをおすすめします。
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