HONDA シャリー後期型のレストア作業中に燃料計の動作や配線に関する疑問を抱えることはよくあることです。特に、キーオン時に燃料計が動作するかどうかや、配線の色が正しいかどうかは、電気系統の確認の際に重要なポイントです。本記事では、HONDA シャリーの燃料計の動作原理や、配線に関する確認方法について詳しく解説します。
燃料計の基本的な動作原理
HONDA シャリー後期型の燃料計は、通常、キーオン時に電源が入ると動作します。これは、多くのバイクや車と同様に、燃料残量がリアルタイムで表示されるように設計されているためです。つまり、燃料計は直流(DC)電流を使用しており、バッテリーから電源が供給されることで機能します。
キーオン時に燃料計が動作しない場合、配線や燃料計自体に不具合がある可能性があります。そのため、まずは配線を追跡して、正常に電気が通っているか確認することが重要です。
配線の確認:色と種類
シャリー後期型の燃料計に関連する配線は、一般的に黄色や黄色/白の線が使用されています。この黄色の配線は通常、交流(AC)ではなく直流(DC)電流に対応しています。これは、燃料計がバッテリーから電力を受け取るため、直流電源が必要だからです。
ただし、配線図を確認することが最も確実な方法です。シャリーや類似のモデル(カブ、モンキー、ゴリラ、CF50など)の配線図は、サービスマニュアルに掲載されています。もし手元に配線図がない場合は、オンラインで探すか、バイクショップで入手することができます。
燃料計が動作しない場合のチェックポイント
燃料計が動作しない場合、以下のチェックポイントを確認しましょう。
- **バッテリーの状態**:バッテリーが弱っている場合、燃料計に十分な電力が供給されないことがあります。
- **ヒューズの確認**:燃料計に電力を供給する回路のヒューズが切れていないか確認します。ヒューズが切れている場合、新しいヒューズに交換しましょう。
- **配線の接続不良**:燃料計に接続されている配線が緩んでいないか、または腐食していないか確認します。特に、接続部の腐食は電気の流れを妨げることがあります。
- **燃料センサーの確認**:燃料タンク内のセンサーが故障している場合、燃料計が正確に動作しないことがあります。センサーが正しく動作しているかどうかも確認しましょう。
これらのチェックを行うことで、燃料計の動作不良の原因を特定しやすくなります。
シャリー後期型の配線色と他モデルとの共通点
シャリー後期型の配線は、カブやモンキー、ゴリラ、CF50といった他のホンダ車と多くの共通点があります。特に、燃料計や電気系統に関しては、配線の色や配置が似ているため、これらのモデルの配線図も参考にすることができます。
他のモデルと共通する点として、電源に黄色の配線が使われるケースが多いです。黄色の配線がキーオン時に電気が通るように設計されているか確認し、配線が正しい位置に接続されていることを確かめましょう。
まとめ:燃料計の配線確認と動作チェックのポイント
HONDA シャリー後期型の燃料計は、キーオン時に直流電源で動作します。燃料計が動かない場合、まずは配線、ヒューズ、バッテリーの状態を確認し、配線図を参考にして正しい接続がされているか確認することが重要です。
カブやモンキーなど他のホンダモデルと配線が共通している部分も多いため、他モデルの情報を参考にしながら作業を進めると、よりスムーズにレストア作業を行うことができるでしょう。
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