バイクライフを便利にするガジェットのひとつとして人気が高まっているスマートモニター。しかし、価格が高価なものも多く、取り付けたままにしておくと盗難のリスクが気になるという声も少なくありません。本記事では、スマートモニターの盗難リスクや実際の事例、防犯対策について詳しく解説します。
スマートモニターとは?その便利さと価格帯
スマートモニターは、ナビゲーション、走行データの記録、音楽再生、スマホ連携など多機能を搭載したディスプレイ端末です。代表的な製品には「NAVIplus」「CarPlay対応モニター」などがあり、価格は安いものでも2〜3万円、高性能なモデルでは5万円以上に達することも。
その利便性から多くのツーリングユーザーに支持されていますが、同時に“狙われやすいアクセサリー”でもあります。
実際に盗まれることはある?盗難事例の紹介
インターネットやSNSでは、「休憩中にスマートモニターが根こそぎ盗られた」「ロックをしていたのに割られて持ち去られた」といった投稿が見られます。
とくに人通りの少ない駐車場や深夜のコンビニ、またはキャンプ場などでは盗難のリスクが高まる傾向にあります。スマートモニター単体の転売目的での犯行もあるとされ、価格の高さゆえにターゲットになりやすいのが現実です。
取り外して持ち歩くのが現実的?
確かに、取り外し可能なスマートモニターであれば、盗難を防ぐ最も有効な方法は「持ち歩く」ことです。ただし毎回の着脱は手間がかかり、コネクターの劣化を早める原因にもなります。
ユーザーの中には、短時間であれば取り付けたまま、長時間離れる際は取り外すという運用をしている人もいます。
盗難対策として有効な工夫とは?
- セキュリティボルトでの固定:簡単に外せないように特殊工具が必要なボルトを使用。
- カバーで目立たなくする:専用モニターカバーで外観を隠し目立たなくする。
- ドラレコ連携で抑止効果:監視中であることをアピールする。
- 駐車場所の選定:防犯カメラのある場所、人目につく場所を選ぶ。
また、盗難保険を活用するという選択肢もあります。モニター単体を対象にできる場合もあるため、契約内容を確認しておきましょう。
盗難後のリスクと対応策
もし盗難に遭った場合、スマートモニターにスマホ情報がリンクされていた場合は個人情報の流出リスクもあります。事後には速やかに以下を行うことが重要です。
- 警察への盗難届提出
- 端末のGPS追跡やリモートロックの実行(対応機種のみ)
- スマホ連携の解除
まとめ:スマートモニターは便利だが防犯対策が必須
スマートモニターはバイクライフをより快適にする素晴らしいアイテムですが、高価な機器である以上、防犯意識を高く持つことが必須です。盗難対策を施したうえで、状況に応じて取り外す・持ち歩くといった工夫をし、安全に利用しましょう。
「つけたままでいいや」ではなく、「もしものために備える」ことで、後悔のないツーリングを楽しめます。
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