スバルの高性能スポーツセダン「S210」が注目を集めています。税込870万円という価格に「そんな高い車、買うのは金持ちだけでは?」と感じる方も多いでしょう。実際にS210を購入する人たちの特徴や、この価格帯のクルマにどんな価値があるのかを探ってみましょう。
S210とはどんなクルマか?
スバルS210は、WRX STIをベースにSTI(スバルテクニカインターナショナル)が徹底的にチューンアップした限定車です。モータースポーツ直系のセッティング、専用ボディパーツ、軽量ホイール、ブレンボ製ブレーキシステムなど、走りを極めたいユーザー向けに作られています。
出力は341馬力、専用カーボンルーフ採用など、単なる高価格ではなく、それに見合う技術と開発コストが詰め込まれた1台です。
価格870万円は高すぎる?妥当?
一般的なスバル車と比較すると、S210の価格は圧倒的に高く感じます。たとえば、同じWRX系の量産モデルは400〜500万円程度から購入可能です。
しかし、S210は完全受注生産・限定台数であるため、「プレミアムモデル」という位置づけになります。価格には性能、希少性、ブランド価値も含まれており、単純なスペック比較では判断できません。
S210を買う人はどんな人?
実際にこのクラスの車を購入する人には以下のような傾向があります。
- クルマが趣味のハイエンド層:スポーツカーを複数台所有する人も
- モータースポーツファン・スバル信者:STIモデルの限定車に強いこだわりがある
- 高収入の会社員や経営者:年収1000万円以上の購入者が多い傾向
一括で購入する人もいますが、多くはローンやリースを利用しているのが実情です。所得に余裕のある層が多いのは確かですが、「超富裕層」だけではありません。
趣味にお金をかける価値観の違い
S210を購入する人が必ずしも「金持ち」だから買うわけではなく、「趣味に投資する価値観」を持っているから選ぶともいえます。
たとえば、高級オーディオやロードバイク、カメラ機材などでも数百万円の世界があります。そうした「自分が本当に価値を感じるもの」に対してお金をかける人たちが、S210にも魅力を感じているのです。
まとめ|スバルS210は金持ち向けだが“本気の趣味人”のクルマでもある
税込870万円という価格は確かに高額ですが、S210の性能や希少性を考慮すると「高すぎる」とは一概に言えません。実際の購入者は高収入の趣味層が中心ですが、「クルマに人生をかけている人」「スバルというブランドに熱い想いを持つ人」たちです。
つまり、S210は単なる移動手段ではなく、「走りを愛する人にとっての夢とロマンの詰まった一台」と言えるでしょう。
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