トヨタ純正部品のドレンボルトワッシャーとフィラボルトの違いについて

車検、メンテナンス

トヨタの純正部品であるドレンボルトワッシャーやフィラボルトは、同じサイズや番号でも使用する箇所によって異なる特性を持つことがあります。今回は、特に「デフドレンフィラボルトのワッシャー(12157-10010)」と「トランスファー・CVTのフィラボルト(90430-18008)」、さらに「エンジンオイルドレンワッシャー」との違いについて解説します。

トヨタ純正部品のワッシャーとフィラボルトの役割

ワッシャーやフィラボルトは、オイル漏れを防ぐために重要な役割を果たします。これらは、エンジン、デフ、トランスファー、CVTなどさまざまな部位で使用されており、それぞれの部品に適した性能を持つ必要があります。

特に、ワッシャーは圧力を均等に分散させ、フィラボルトはオイルの補充や排出時に密閉性を保つために使われます。サイズが同じでも、素材や形状、強度が異なる場合があるため、適切な部品を選択することが重要です。

12157-10010と90430-18008の違い

「12157-10010」と「90430-18008」は、どちらも内径18mm、外径24mmというサイズですが、主に使われる場所が異なります。

12157-10010はデフドレンフィラボルトに使用されるワッシャーで、デフオイル交換時に使われます。これに対し、90430-18008はトランスファーやCVTのフィラボルトに使用され、これらの部品のオイル交換時に重要な役割を果たします。

サイズが同じであっても、素材や圧縮特性に違いがある場合があるため、流用する際には十分な注意が必要です。

エンジンオイルドレンワッシャーとCVTドレンワッシャーの流用

エンジンオイルドレンワッシャー(例えば、エンジンオイルのドレンボルト用ワッシャー)とCVTのドレンボルトワッシャーもサイズが同じであっても、材質や強度に違いがあります。

エンジンオイルドレンワッシャーはエンジンオイルの交換時に使用されるため、エンジンの熱や圧力に耐える特性が求められます。一方、CVTドレンワッシャーはCVTオイルに対応したものとして、特定の温度や圧力条件に対応できる素材が使用されています。そのため、流用することは避けたほうが良いでしょう。

車両に適した部品を選ぶためのポイント

部品番号が異なる場合、同じサイズでも部品の特性に違いがあります。そのため、流用することは避け、車両に合った部品を使用することが重要です。

  • 部品番号を確認:純正部品の番号が違う場合、同じサイズであっても用途が異なることがあります。部品番号を必ず確認しましょう。
  • 素材や圧縮特性の確認:特にオイル関連の部品は、使用するオイルや温度変化に対応した素材が求められるため、流用を避けるべきです。
  • 専門家に相談:部品に不安がある場合は、ディーラーや専門ショップに相談し、正確な部品を選ぶようにしましょう。

まとめ

トヨタの純正部品において、同じサイズでも部品番号や使用場所が異なると、素材や強度、圧縮特性に違いが出ることがあります。特にオイル関連の部品については、流用を避け、車両に適した部品を選ぶことが非常に重要です。エンジンオイルドレンワッシャーやCVTドレンボルトワッシャーは、それぞれの用途に応じた特性が求められるため、必ず正しい部品を使用するようにしましょう。

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