20系クラウンでRに入れずにバックモニターを表示する方法|DIYや後付け対応も解説

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20系クラウン(200系クラウン)を所有しているユーザーの中には、バックに入れずともバックモニターを表示させたいというニーズがあります。特にDIYで車内確認や後方確認をしたい場合や、モニターのチェック目的などで使いたい方もいるでしょう。この記事では、R(リバース)にシフトしなくてもバックカメラ映像を表示する方法や、その注意点を解説します。

20系クラウンの純正バックモニターの基本仕様

200系クラウンでは、純正ナビにバックカメラが連動しており、シフトを「R」に入れた際に自動でモニターに映像が映るようになっています。これはシフトポジション信号と連動して制御されているため、通常は「R」以外ではバックモニターは起動しません。

また、トヨタ純正ナビの仕様によっては、カメラの制御がナビ本体でなくCAN通信や別体ユニットによって行われているケースもあります。

Rに入れずにバックモニターを表示する主な方法

  • 方法①:リバース信号を疑似的に入力する

    一部の車両では、ナビの配線に「リバース信号線」が存在し、ここに擬似的に12Vを流すことでナビ側に「Rに入った」と誤認識させることができます。スイッチ付きで配線を組むことで、任意のタイミングでモニターを表示させることが可能です。

  • 方法②:外部モニター+バックカメラ切替スイッチ

    市販のバックカメラ(RCA出力対応)を外部モニターに接続し、トグルスイッチなどで電源・映像信号を制御する方法です。純正ナビを改造せずに独立運用したい場合に有効です。

  • 方法③:バックモニター拡張キットの利用

    一部の車種・ナビに対応した「バックカメラ常時表示キット」や「TVナビキット」などを使うことで、走行中や任意の操作でバックカメラ映像を表示可能になるケースもあります。ただし、車検対応かどうかは事前に要確認です。

注意点:電装・車検・誤動作リスク

リバース信号を誤って常時ONにすると、ナビの地図画面が使えなくなったり、車両側の制御に影響する可能性もあります。また、不正な信号入力はECUにエラーを記録することもあるため、できるだけトヨタディーラーや電装業者に相談のうえ、安全な方法を選ぶようにしましょう。

さらに、純正ナビのバージョンや仕様によっては、R信号だけでなく、パーキング信号やCAN制御との連携で映像切替を行っている車種もあり、単純な電圧入力だけでは動作しないこともあります。

実例:DIYでリバース信号スイッチを設置した事例

ユーザーの中には、20クラウンのナビ裏にある「リバース入力線」にスイッチ付きで12V電源を接続し、バックモニターを任意で表示させている例があります。この際には、分岐配線やギボシ端子を使って着脱可能にしているケースが多く見られます。

例えば、ヒューズボックスからACC電源を取ってトグルスイッチを経由し、R入力に分岐させることで、簡易的なシステムが構築可能です。ただしこれは車両やナビの個体差によって動作に差が出ることもあるため、事前に調査やテストを行うことが重要です。

まとめ:バックモニター常時表示は可能だがリスクにも注意

20系クラウンでRに入れずにバックモニターを表示させることは、配線や外部装置を工夫すれば可能です。ただし、純正の制御システムとの整合性を損なうリスクがあるため、安易なDIYではなく、信頼できるショップへの相談や正しい知識のもとで行うことが重要です。

車両の安全性や機能を損なわないよう、慎重なアプローチで対応しましょう。

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