新車選びや買い替えの際、トランク容量は使い勝手に直結する重要な要素です。アウトドアよりも旅行や日常の買い物を重視する場合、果たして何リットルの容量が「ちょうどよい」のか、実例を交えながら解説します。
■ トランク容量とは?基本的な考え方
車のトランク容量は「VDA方式」と呼ばれる国際基準で測定され、リットル(L)単位で表示されます。これは「どれだけの荷物が積めるか」を客観的に示す目安であり、車種や形状によって大きく差が出ます。
例えば、軽自動車の平均は200〜300L、セダンで400〜500L、SUVでは500〜700L前後が一般的です。
■ 旅行用途に適した容量の目安
旅行を目的とした利用であれば、家族構成やスーツケースのサイズを考慮すると以下が一つの目安となります。
- 1〜2人旅行(2泊3日):250〜300L
- 2〜4人旅行(2〜4泊):350〜450L
- 家族旅行(4人以上・長期):500L以上
例えば、100L前後のスーツケース2つを積むなら350〜400Lあれば余裕があります。
■ トランク容量が大きすぎてもデメリット?
大容量トランクは荷物の収納に便利ですが、その分ボディサイズも大きくなり、運転のしやすさや燃費に影響を与える可能性があります。また、使わない空間が無駄になることも。
旅行や買い物を主とする用途では「400L前後」がちょうど良い容量と感じるユーザーが多く、都市部での取り回しや駐車も考慮すると実用的なサイズです。
■ トランク容量別の車種例
車種 | トランク容量 | 特徴 |
---|---|---|
トヨタ カローラツーリング | 約470L | 長期旅行にも対応できる万能型 |
ホンダ フィット | 約350L | 日常+週末の小旅行向け |
マツダ CX-5 | 約505L | 荷物の多いアウトドア派に最適 |
■ トランク容量以外のチェックポイント
同じ容量でも使いやすさには差があります。ポイントは以下の通りです。
- 開口部の広さと形状
- リアシートの可倒方式(フラットになるか)
- 荷室の段差や高さ
- 床下収納やサブトランクの有無
単なるリットル数だけでなく、実際の使い勝手を試乗などで確認するのがベストです。
まとめ
旅行メインであれば「400L前後」が満足度の高いトランク容量の目安といえるでしょう。用途に合わせて、無理なく使えるサイズを選ぶことで、カーライフの快適さが格段にアップします。
あくまで容量だけにこだわるのではなく、実際の荷物のサイズや積み下ろしのしやすさも含めた総合判断をおすすめします。
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