ZRX400にニッシンブレーキマスター横型5/8を取り付けた後、ブレーキタッチが悪くなり、レバーアジャスターを最大にしないとハンドルグリップに当たるという問題が発生した場合、その原因と解決策について考えられる要因を解説します。
1. 使用したフルードが原因か?
使用したフルードがトヨタのDOT5.1という点が、ブレーキタッチに影響を与えている可能性があります。バイク用のブレーキフルードは、通常、DOT3、DOT4、またはDOT5.1が推奨されていますが、トヨタの車用フルードは、自動車専用であり、バイクのブレーキシステムには最適ではないことがあります。
自動車用フルードが含まれていると、ブレーキシステムの反応が鈍くなる場合があるため、バイク専用のフルードに交換することを検討しましょう。
2. ブレーキパッドとキャリパーの状態確認
ブレーキパッドが新品でも、パッドとディスクの接触面が正しく調整されていない場合、タッチが悪くなることがあります。ブレーキパッドの摩擦面がディスクと均等に接触しているか、また、キャリパーが正しく取り付けられているかを確認することが重要です。
もしキャリパーやパッドに異常が見られる場合、適切な調整を行うか、部品の交換を検討してください。
3. エア抜きが不十分な場合
エア抜きが完全に行われていない場合、ブレーキタッチが悪くなることがあります。エアが残っていると、ブレーキレバーを引いた際に、ブレーキが効きにくくなることがあるため、再度エア抜きを行って完全に空気を抜くことが大切です。
エア抜き作業の際には、手順を正確に守り、エアが残らないように徹底的に行ってください。
4. i-mapの設定について
今回使用したクリッピングポイントのキットに関して、i-mapの設定が適切でないと、エンジンの動作やブレーキにも影響を与える可能性があります。i-mapを設定することで、燃料供給や点火タイミングを調整し、エンジンやブレーキのフィーリングを最適化することができます。
マフラー交換を行っていない場合でも、i-mapの設定を正しく行うことが重要です。特に、適切なマップを選択し、最適なパフォーマンスが発揮できるように設定を行いましょう。
5. まとめ: ブレーキタッチ不良の原因と対策
ZRX400にニッシンブレーキマスターを取り付けた後に発生したブレーキタッチ不良の原因は、使用したフルードやエア抜き不足、ブレーキパッドやキャリパーの調整不良などが考えられます。これらの点を確認し、適切なフルードを使用し、再度エア抜きや調整を行うことで、ブレーキタッチを改善できる可能性があります。
また、i-mapの設定を適切に行うことで、エンジンやブレーキのフィーリングを最適化し、より快適なライディングが実現できます。


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