メルセデスAMG CLS53・E53・GT53を徹底比較|性能と長距離ドライブの快適性から選ぶ最適な1台

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ラグジュアリーとパフォーマンスを両立させたメルセデスAMGの「53」シリーズ。その中でも注目されるのが、CLS53、E53セダン、そしてGT53 4ドアクーペです。いずれも直列6気筒ターボ+マイルドハイブリッド(ISG)を搭載し、日常走行から高速クルージングまでこなせる万能モデルですが、それぞれ個性が大きく異なります。本記事では、それぞれの特徴と長距離ドライブでの快適性を比較しながら、どれを選ぶべきかを検討します。

パワートレインと走行性能の違い

3台すべてに搭載されているのは、3.0L直6ターボエンジン+ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)。出力は最大429hp(CLS53/E53)からGT53では最大435hpと微増。

トランスミッションはいずれも9速AT(AMGスピードシフトTCT)、駆動方式は4MATIC+を採用。0-100km/h加速はおおよそ4.5秒前後で、スポーツカー顔負けの俊敏性を誇ります。

GT53はサスペンションやボディ剛性がよりスポーティに調整されており、ダイナミックな走りを重視するならこの1台がリードします。

エクステリアとデザインの個性

CLS53は流麗な4ドアクーペスタイルで、フレームレスドアや低く構えたルーフラインが特徴。都会的な印象が強く、見た目重視のユーザーに好まれます。

E53セダンはより実用的でクラシックなセダンスタイル。品格と機能性のバランスが取れており、ビジネス用途にも違和感がありません。

GT53はAMG GT譲りのボンネット形状とワイドなスタンスで、3台の中で最もスポーティかつプレミアム感が強い外観です。

長距離ドライブの快適性と乗り心地

長距離移動での快適性を重視するなら、E53セダンがもっとも安定した選択肢です。ホイールベースが長く、サスペンションも快適性寄りに調整されており、振動やノイズの遮断性にも優れています。

CLS53はその中間。快適性とスポーティな乗り味のバランスが取れており、ロングドライブもこなしつつ、日常のドライビングにも軽快さがあります。

GT53は高速道路では抜群の安定性と直進性を見せますが、サスペンションが硬めで街乗りではややタイト。快適性よりも運転そのものを楽しむ性格です。

室内空間と実用性の比較

E53セダンはセダンの特性上、後席の広さとトランク容量が秀逸で、家族や荷物を乗せるシーンでの使い勝手が高評価。助手席や後部座席の快適性も重視されています。

CLS53は後席ヘッドクリアランスがやや狭く、長身の人には窮屈に感じるかもしれませんが、前席は非常に快適です。GT53は前席の包まれ感が強く、後席はクーペスタイルのためやや狭め。

価格帯とコストパフォーマンス

2024年時点での車両価格(税込)は以下の通り(新車価格参考):

  • CLS53:1,450万円前後
  • E53セダン:1,400万円前後
  • GT53:1,700万円超

価格と装備内容、走行性能のバランスを考えると、E53セダンがもっともコストパフォーマンスに優れた選択と言えるでしょう。GT53は価格に見合うパフォーマンスがありますが、趣味性が高めです。

まとめ:選ぶならどのモデルが最適か?

パフォーマンス重視ならGT53、ラグジュアリーと実用性のバランスを求めるならE53セダン、スタイリッシュで都会的な走りを好むならCLS53がおすすめです。

長距離ドライブや家族との使用を想定するならE53がベストチョイス。走りの楽しさと日常の快適性を兼ね備えた1台です。

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