カワサキのゼファーχ(カイ)は、ゼファー400の後継モデルとして登場し、ネイキッドバイクの代表的な存在となりました。しかし、ゼファーχの中にも初期型と後期型があり、その違いが気になる方も多いでしょう。本記事では、初期型ゼファーχと後期型ゼファーχの違いについて、ホイール、足回り、エンジンのバルブ数などを詳しく解説します。
ゼファーχの初期型と後期型の基本的な違い
ゼファーχの初期型と後期型では、外観や細かいパーツ、性能にいくつかの違いがあります。特に、ホイールデザイン、足回り、エンジンの仕様が変更されている点がポイントです。
1. ホイールのデザイン
初期型ゼファーχは5本スポークのホイールを採用していましたが、後期型では3本スポークに変更されました。
- 初期型(1996~1999年):5本スポーク
- 後期型(2000年以降):3本スポーク
スポーク数の変更により、デザインがよりシンプルになっただけでなく、軽量化の効果もありました。
2. 足回りの違い
ゼファーχの足回りにも変更が加えられています。特に、フロントフォークのサイズやブレーキキャリパーが改良されています。
- 初期型:φ37mmフロントフォーク
- 後期型:φ39mmフロントフォーク(剛性向上)
- ブレーキキャリパー:後期型では制動力の向上が図られた
後期型では、より安定したブレーキング性能を確保し、走行時の剛性感を高めています。
3. エンジンのバルブ数
ゼファーχのエンジンは、基本的にゼファー400の流れを汲んでいますが、バルブ数に関しては両者ともDOHC4バルブの仕様です。
- 初期型ゼファーχ:DOHC4バルブ
- 後期型ゼファーχ:DOHC4バルブ(燃焼効率の向上)
バルブ数自体に変更はありませんが、後期型では点火時期や燃焼効率が最適化され、よりスムーズな加速を実現しています。
その他の変更点
1. 燃料タンクのデザイン
初期型と後期型では、タンクのデザインにも違いがあり、後期型はよりシャープな印象になっています。
2. メーター周りの改良
後期型ではメーター周りが視認性向上のために改良されており、夜間のライディングでも見やすくなっています。
まとめ
ゼファーχの初期型と後期型の違いをまとめると、以下のようになります。
比較項目 | 初期型 | 後期型 |
---|---|---|
ホイール | 5本スポーク | 3本スポーク |
フロントフォーク | φ37mm | φ39mm |
ブレーキ | 標準仕様 | 制動力向上 |
エンジン | DOHC4バルブ | DOHC4バルブ(最適化) |
燃料タンク | 丸みのあるデザイン | シャープなデザイン |
初期型ゼファーχと後期型ゼファーχには外観や足回り、エンジンのチューニングなどいくつかの違いがあります。乗り心地やデザインの好み、カスタムのしやすさなどを考慮して、自分に合ったモデルを選ぶのがおすすめです。
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