バイクのハンドル形状によって、ライディングポジションはもちろん、風の当たり方や体感温度、服装の動きにも大きな差が出ます。特にセパレートハンドル(セパハン)に変更を検討しているライダーにとって「風で服が捲れやすいのか?」という点は気になるところです。
セパハンとアップハンの基本的な違い
アップハンドル(アップハン)は、比較的ゆったりとした姿勢で乗れるのが特徴で、胸を張ったようなポジションになります。そのため、上半身が風を正面から受ける構造です。
一方、セパハンは前傾姿勢になるため、風の抵抗を減らすスポーティな乗り味になりますが、上半身が斜めに伏せることで、風が体全体に沿って流れるようになります。
セパハンで服が捲れやすくなるのは本当?
実際にセパハンのバイクに乗ると、風が下から背中方向へと抜けやすくなるため、ゆるめのシャツやTシャツを着ていると裾が捲れ上がりやすいという声があります。
特に高速走行時や強風時は、ジャケットの裾が浮いたり背中側がめくれて肌が露出してしまうこともあるため、肌寒さや日焼け、虫などにも注意が必要です。
アップハンの方が捲れにくい傾向にある理由
アップハンでは風が体全体に正面から当たるため、服の裾を上に持ち上げるような風の流れが起こりにくいです。また姿勢が起きている分、衣類も自然な落ち方を保ちやすくなっています。
ただし、夏場など風が強い日に薄手の素材を着ていると、やはり裾が浮いたりバタついたりするため、完全に防げるというわけではありません。
服の捲れ上がりを防ぐための具体的な対策
- ライディングジャケットの着用:ウエストベルトやストラップがあるものを選ぶと捲れにくいです。
- インナーを長めに着る:シャツの中にタイトなインナーを着ることで、肌の露出を防げます。
- シャツの裾をパンツにインする:もっともシンプルで確実な方法です。
実際の体験談:セパハン初心者のリアルな感想
「セパハンにした途端、いつも着ていたTシャツの裾が走行中にめくれるようになって、背中がスースーして困った」という声や、「ジャケットを買い替えたらまったく気にならなくなった」という体験もあります。
特に高速道路での走行が多い方や、山道などスピードが上がる環境では風圧の影響を受けやすいので、服装の工夫は必要不可欠です。
まとめ:セパハンで服が捲れるのは本当。ただし工夫次第で快適に
セパハンにすることで服が風で捲れ上がりやすくなるのは事実ですが、ライディングジャケットや裾留めアイテム、インナーの活用などで対策は可能です。
アップハンからの乗り換えを検討している方は、服装の選び方や装備の工夫もあわせて取り入れることで、より快適なライディングを楽しめるでしょう。
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