免許を取得して間もない方がスピード違反などで違反点数を受けると、初心運転者講習の案内が届くことがあります。しかし、中には「案内が届かない」「どう対応すべきかわからない」という方もいるでしょう。本記事では、初心運転者講習の通知が届かない場合の原因と対応について解説します。
初心運転者講習とは?
初心運転者講習とは、免許取得から1年以内の運転者が一定以上の違反点数(原則3点以上)を受けた場合に、公安委員会から通知される講習制度です。
この講習を受けることで、再試験(技能・学科)を回避し、初心運転者期間中の免許取消のリスクを減らすことができます。
スピード違反で3点のケースは対象になる?
スピード違反(時速30km未満超過)の場合、違反点数は3点です。この1回だけであれば、初心運転者講習の対象となるケースとならないケースがあります。
基本的に、「累積点数が3点以上」かつ「初心運転者期間中」であれば、通知の対象になります。ただし、他の違反歴がない場合は様子見として、講習通知が送られない場合もあります。
講習案内が届かない主な理由
- 違反点数がギリギリ対象条件に達していない:1回の違反が3点であっても、様子見になることがあります。
- 登録住所が間違っている/転居手続き未完了:運転免許証の住所と現住所が一致していないと通知が届きません。
- 通知が発送準備中:違反から通知までに1〜2か月程度かかる場合があります。
違反後1か月以上経っても通知が届かない場合は、運転免許センターや警察署へ問い合わせて確認するのが確実です。
通知が来ないときの対処方法
講習通知が届かない場合、以下の対処を行いましょう。
- 最寄りの運転免許センターに連絡:自分の違反履歴や通知状況を確認できます。
- 免許証の住所を確認:引越しなどで変更していない場合、速やかに住所変更手続きを。
- 追加の違反に注意:通知が来ていなくても、追加で違反すれば免許取り消しにつながる可能性があります。
特に初心運転者期間中は、再違反に対するリスクが高くなるため、安全運転を心がけましょう。
実際の体験例
ある20代の運転者は、免許取得から3か月後に一時停止違反(2点)、その2週間後にスピード違反(3点)で合計5点となり、1か月後に初心運転者講習の通知が届きました。
一方、別の方はスピード違反3点のみで特に通知が届かず、初心者期間終了後も通知が来ることはありませんでした。
まとめ:通知がない場合も油断せず確認を
初心運転者講習の通知が来ない場合でも、制度上の対象であれば後日届く可能性があります。通知が遅れている場合もあるため、早めに確認することが大切です。
不安がある場合は免許センターに直接確認し、今後の運転に十分注意を払いましょう。
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