新車を購入して車検証の情報が届くと、「もう登録まで終わっているのに、なぜ納車日の連絡が来ないのだろう」と不安になることがあります。特にディーラーではなく、新車をベースにカスタマイズして販売する専門店の場合は、車両登録が完了した後にも取り付け作業や最終点検などが残っていることがあります。
そのため、車検証が発行された日と実際の納車日は必ずしも同じではありません。登録後すぐ納車できるケースもあれば、カスタム内容や部品の入荷状況によって1~数週間程度かかることもあります。
一方、車検証の案内を受けてからある程度日数が経っているのに納車予定日の説明がまったくない場合は、購入者側から確認して問題ありません。販売店へ問い合わせることは催促ではなく、通常の進捗確認です。ここでは、車検証発行後から納車までに行われる作業と、いつ問い合わせればよいのかを整理します。
- 車検証が発行された時点で「登録」はかなり進んでいる
- カスタム車は登録後にも作業が残りやすい
- 車検証が届いてから納車まではどのくらい?
- 「こちらから連絡したら迷惑?」と心配する必要はない
- 車検証受領後1週間程度が問い合わせの一つの目安
- 2週間以上連絡がないなら積極的に確認したい
- 問い合わせでは「納車日」だけでなく現在の工程を聞く
- 登録後に行われることが多い作業
- 部品待ちだと納車日を確定できないこともある
- 車検証ができているなら任意保険の準備も進めておく
- 登録日から自動車税などが関係する点も知っておく
- 新車保証の開始時期についても確認しておくと安心
- 専門店の場合はディーラーより工程が見えにくいことがある
- 問い合わせ時に確認したい5項目
- 「連絡を待つ」より納車予定を確認したほうがよいケース
- 注文書に納期が書かれている場合は確認しておく
- 大幅に納車が遅れている場合は理由を記録に残す
- まとめ:車検証発行後でもカスタム作業は残る。1週間程度連絡がなければ確認してよい
車検証が発行された時点で「登録」はかなり進んでいる
新車の車検証が発行されているのであれば、少なくとも車両の登録に必要な手続きが進み、ナンバー登録など納車に向けた重要な段階まで到達していると考えられます。
一般的な新車販売では、車両が販売店などへ入庫した後、登録手続きを行い、その後に納車前点検、用品の取り付け、洗車、コーティングなどを済ませて納車します。
ただし販売方法によって順番は多少異なります。特にカスタム専門店では、登録した後も車高調、ホイール、エアロ、電装品などの取り付けを続けることがあるため、「車検証ができた=翌日に納車」というわけではありません。
カスタム車は登録後にも作業が残りやすい
メーカーから届いた状態の新車をそのまま納車する場合と、専門店でカスタマイズしてから納車する場合とでは、登録後の日数が異なることがあります。
例えばアルミホイール、タイヤ、エアロパーツ、ナビ、ドライブレコーダー、電装品、シート、コーティングなどを追加する場合、部品の到着を待ってから施工することがあります。
さらに複数の業者へ外注している専門店では、車両をコーティング業者や電装業者などへ移動させることもあります。このようなケースでは、登録済みでも納車準備完了まで数日から数週間必要になる場合があります。
車検証が届いてから納車まではどのくらい?
車検証発行後から納車までの日数について、全国一律の決まりがあるわけではありません。販売店の作業状況、カスタム内容、部品の在庫、輸送状況などによって変わります。
標準的な車両で残作業が少なければ、登録後数日から1週間程度で納車されるケースもあります。一方、カスタム車の場合には登録後1~2週間以上かかることも珍しくありません。
例えば8月5日に車検証の情報を受け取ったとして、最終カスタム、コーティング、納車前点検などが残っていれば、8月中旬以降の納車になる可能性もあります。
したがって車検証受領から数日しか経っていないのであれば、連絡を待っていても不自然ではありません。ただし1週間以上たっても予定日の案内がない場合には、一度確認してよいでしょう。
「こちらから連絡したら迷惑?」と心配する必要はない
購入した車について納車予定日を確認することは、購入者として当然の問い合わせです。特に車検証がすでに発行されているなら、「現在どの工程まで進んでいるのか」を聞くことに問題はありません。
販売店側も、カスタム作業や部品入荷の予定を踏まえて納期を管理しています。問い合わせによって状況を確認してもらい、具体的な日程が分かれば予定を立てやすくなります。
「早くしてください」と強く催促する必要はなく、「車検証を受け取っているのですが、納車の予定はどのくらいになりそうでしょうか」と確認するだけで十分です。
車検証受領後1週間程度が問い合わせの一つの目安
明確な納車予定日を事前に聞いていない場合、車検証の案内を受けてから数日程度なら、そのまま連絡を待ってもよいでしょう。
一方、1週間前後たっても納車予定の連絡がまったくない場合は、こちらから進捗を確認して差し支えありません。
特に車を使用する予定がある場合、任意保険の開始日、駐車場、旧車の売却や下取りなどにも関係するため、納車日を早めに確認するメリットがあります。
2週間以上連絡がないなら積極的に確認したい
カスタム内容が多い場合には時間がかかることがありますが、車検証発行後2週間以上経過しているのに、納車日も進捗状況も説明されていない場合には、販売店へ連絡して状況を確認したほうがよいでしょう。
部品が届いていない、施工業者が混雑している、車両に不具合が見つかったなど、何らかの理由で納車準備が止まっている可能性もあります。
販売店から事情を説明してもらえれば待つべき期間も分かりますし、単に担当者が連絡を忘れていた場合にも早めに日程を調整できます。
問い合わせでは「納車日」だけでなく現在の工程を聞く
販売店へ連絡するときには、単に「いつ納車ですか」と聞くより、現在どの工程なのかを確認すると状況を理解しやすくなります。
例えば「登録は済んでいると思いますが、現在はカスタム作業中でしょうか。あとどのような作業が残っていて、納車はいつ頃になりそうでしょうか」と聞く方法があります。
これなら部品待ちなのか、施工中なのか、完成後の点検待ちなのかが分かります。納車日の確定がまだ難しい場合でも、「あと1週間程度」「部品が○日に入荷予定」など目安を教えてもらえることがあります。
登録後に行われることが多い作業
新車の登録が済んでも、納車までには複数の作業が残ることがあります。カスタム専門店の場合は特に工程が多くなります。
| 作業 | 主な内容 |
|---|---|
| カスタムパーツ取り付け | ホイール、エアロ、足回り、マフラーなど |
| 電装品取り付け | ナビ、ETC、ドラレコ、レーダーなど |
| コーティング | ボディ・ガラスなどの施工 |
| 納車前点検 | 車両状態、灯火類、液量などの確認 |
| 洗車・仕上げ | ボディや車内の最終清掃 |
| 書類確認 | 登録書類・保証書・取扱説明書などの整理 |
このように、車検証が発行された後でも実車側の作業は残る可能性があります。
部品待ちだと納車日を確定できないこともある
カスタム車で納車予定が読みにくくなる大きな理由がパーツの入荷状況です。
例えば希望しているホイールがメーカー欠品になっている場合、車両自体は登録済みでも、その部品が届かなければ完成しません。輸入品ならさらに時間がかかることがあります。
このケースでは販売店も確定日を伝えにくいため、「○日頃を予定しています」という概算日だけ案内されることがあります。問い合わせ時には部品待ちの有無を確認すると納期を把握しやすくなります。
車検証ができているなら任意保険の準備も進めておく
納車前に忘れたくないのが任意自動車保険です。新規契約の場合も車両入替の場合も、納車日から補償が有効になるように手続きしておく必要があります。
車検証の情報があれば、登録番号、車台番号、型式など保険手続きに必要な情報を確認できます。
ただし納車日が確定していない段階で保険の開始日を決めると変更が必要になる場合があります。販売店から納車予定日を確認したうえで保険会社や代理店へ連絡するとスムーズです。
登録日から自動車税などが関係する点も知っておく
自動車は登録されると、公道を走れる状態になるだけでなく、税金や所有関係についても登録日を基準に扱われる項目があります。
そのため登録だけかなり早く済ませ、実際の納車が長期間先になる場合には、「なぜ登録を先に行ったのか」「納車まで何が残っているのか」を確認しても不自然ではありません。
特に納車が1か月以上先になると説明された場合には、登録時期と納車予定日の関係について販売店へ確認しておくと安心です。
新車保証の開始時期についても確認しておくと安心
新車の場合、メーカー保証やメンテナンス関係の期間が登録日などを基準として始まることがあります。
そのため登録後から実際の納車まで長期間空く場合には、保証期間の開始日がいつなのかを販売店へ確認しておく価値があります。
通常の数日~数週間程度の差で大きな問題になるケースは多くありませんが、納車が大幅に遅れている場合には確認項目の一つになります。
専門店の場合はディーラーより工程が見えにくいことがある
メーカー系ディーラーの場合、メーカーから店舗への輸送、用品取り付け、登録、納車という工程がある程度標準化されています。
一方カスタム専門店では、車両をメーカーやディーラーから仕入れた後、店舗または外部業者で独自施工を行うことがあります。そのため購入者から見ると、現在どこまで完成しているのか分かりにくくなることがあります。
このような販売形態では、購入者側から定期的に進捗確認をすること自体は珍しくありません。注文時に聞いていた納期から遅れている場合はなおさらです。
問い合わせ時に確認したい5項目
販売店へ連絡する場合には、次の項目をまとめて確認すると何度も電話する必要がなくなります。
| 確認する内容 | 聞き方の例 |
|---|---|
| 現在の工程 | 今はどの作業まで進んでいますか |
| 残っている作業 | 納車までに何の作業が残っていますか |
| 部品の入荷 | 入荷待ちのパーツはありますか |
| 納車予定 | おおよそ何日頃になりそうですか |
| 納車日の確定時期 | いつ頃なら具体的な日程が分かりますか |
この5点が分かれば、現在の状況と今後の予定をかなり把握できます。
「連絡を待つ」より納車予定を確認したほうがよいケース
注文時に「完成したら連絡します」と言われていると、購入者側から連絡しにくく感じることがあります。
しかし納車は数百万円規模の買い物に関する重要な予定です。仕事の休み、家族の予定、保険、下取り車などの調整も必要になります。
車検証の発行後に1週間程度たっても説明がなければ、「急かすつもりではないのですが、予定だけ確認したいです」と連絡して問題ありません。
注文書に納期が書かれている場合は確認しておく
車を注文した際の注文書や契約書に「納車予定日」「納期」などが記載されている場合があります。
例えば契約時に「8月中旬予定」と記載されているなら、その期間までは基本的に待つこともできます。一方、予定時期を過ぎても連絡がない場合には販売店へ確認する理由がより明確になります。
なお「予定」と記載されている納期は部品供給などによって変わることがあります。変更が生じているなら、新しい納車予定を確認しておきましょう。
大幅に納車が遅れている場合は理由を記録に残す
予定納期を大幅に過ぎても車が納車されず、販売店から具体的な説明も得られない場合には、電話だけでなくメールやメッセージなど記録が残る方法で確認するとよいでしょう。
例えば「○月○日に車検証を受領しています。契約時には○月頃の納車予定と伺っていましたが、現在の作業状況と納車予定日をご連絡ください」と簡潔に伝えます。
通常のカスタム作業による多少の遅れであれば問題になることは少ないですが、長期間説明がない場合には契約内容を確認するためにも履歴を残しておくと安心です。
まとめ:車検証発行後でもカスタム作業は残る。1週間程度連絡がなければ確認してよい
新車の車検証が発行されている場合、車両登録についてはかなり進んでいると考えられます。しかし、車検証が発行されたからといって、その時点で納車準備がすべて完了しているとは限りません。
特にカスタム専門店で購入した新車の場合、登録後にもホイールやエアロ、電装品の取り付け、コーティング、最終点検、洗車などが残っている可能性があります。部品待ちがあればさらに時間がかかります。
登録後数日程度なら販売店からの連絡を待っても不自然ではありませんが、車検証の案内から1週間前後経過しても納車予定の説明がないなら、購入者側から確認して問題ありません。
2週間以上経過している場合や、契約時に聞いていた納期を過ぎている場合には、現在の作業状況、残作業、部品の入荷状況、納車予定日を積極的に確認するとよいでしょう。
問い合わせは催促する必要はなく、「車検証を受け取ってから少し経ちましたので、現在の進捗と納車予定の目安を教えていただけますか」と伝える程度で十分です。
また納車日が分かれば、任意保険の開始日や現在の車の下取り・売却なども調整しやすくなります。高額な買い物だからこそ、販売店からの連絡をいつまでも待つより、疑問があれば早めに確認してスケジュールを共有しておくことが大切です。


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