トヨタの高級セダンとして一時代を築いた「セルシオ」。現在では街中で見かける機会も減り、「もう旧車なのでは?」と感じる人も増えています。
特に初代・2代目セルシオは1990年代を代表する高級車として知られ、当時の国産車とは思えない静粛性や乗り心地で大きな話題になりました。
この記事では、セルシオが現在どのような立ち位置なのか、旧車と呼ばれる理由や今なお人気がある背景について詳しく解説します。
セルシオはどんな車だったのか
セルシオは1989年に登場したトヨタの高級セダンです。
海外ではレクサスLSとして販売され、日本国内では「トヨタ最高級セダン」として位置づけられていました。
特に初代10系セルシオは、当時のメルセデス・ベンツやBMWに対抗するために開発された車として有名です。
V8エンジンによる静かな走りや高級感は、現在でも評価されています。
なぜ“旧車”と言われるようになったのか
セルシオが旧車扱いされる理由の一つは、生産終了からかなり年数が経過しているためです。
| 世代 | 発売時期 |
|---|---|
| 初代(10系) | 1989年〜1994年 |
| 2代目(20系) | 1994年〜2000年 |
| 3代目(30系) | 2000年〜2006年 |
最終型でも生産終了から20年近く経過しており、初代に至っては35年以上前の車になります。
一般的に20年以上前の車は“ネオクラシック”や“旧車”として扱われることが多いです。
そのため、現在のセルシオは十分に旧車カテゴリーに入ると考える人が増えています。
今でもセルシオが人気な理由
セルシオは古い車ですが、現在でも一定の人気があります。
その理由として大きいのは、「当時の高級車らしい作り込み」です。
最近の車は燃費や電子制御を重視する傾向がありますが、セルシオは“快適性”や“重厚感”を優先して作られていました。
特に以下の点を好む人が多いです。
- V8エンジンの滑らかさ
- 分厚いシート
- 静かな車内
- ゆったりした乗り味
- 90年代らしい高級感
最近では若い世代からも「逆に新鮮」として注目されることがあります。
中古市場で再評価されている背景
一時期は安価で買える高級セダンとして流通していたセルシオですが、近年は状態の良い個体が減少しています。
特にノーマル状態を維持している車両は希少になりつつあります。
また海外人気もあり、一部グレードや低走行車は価格上昇傾向も見られます。
旧車ブームやネオクラシック人気も影響していると言われています。
維持は簡単ではない
ただし、セルシオは旧車としての側面もあるため、維持には注意が必要です。
特に以下はよく言われるポイントです。
- 燃費があまり良くない
- 自動車税が高い
- エアサス修理が高額
- 部品供給が減る可能性
- 経年劣化による故障
高級車だっただけに、修理費が高くなるケースもあります。
そのため、「安く買えたから維持も安い」と考えると想定外の出費になることがあります。
セルシオは“懐かしい憧れの車”になりつつある
1990年代〜2000年代前半に青春時代を過ごした人にとって、セルシオは特別な存在だったという声も多いです。
当時は“成功者の車”というイメージが強く、芸能人や経営者が乗っている印象を持つ人も少なくありません。
現在ではクラウンやレクサスLSに立場を譲っていますが、「セルシオだからこその雰囲気」を好むファンは今もいます。
まとめ
トヨタ・セルシオは、生産終了から長い年月が経過しており、現在では十分“旧車”や“ネオクラシックカー”として扱われる存在になっています。
特に初代・2代目は1990年代を代表する高級車として再評価されており、現在でも根強い人気があります。
一方で、維持費や部品問題など旧車ならではの難しさもあるため、購入や維持にはある程度の覚悟も必要です。
それでも、「あの時代のトヨタ最高級セダンならではの味」を求めて、今なおセルシオを愛する人は少なくありません。

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