新車を購入すると、必ずといってよいほど提案されるボディコーティング。価格は10万円以上と高額になることも多く、本当に必要なのか疑問に思う方も多いでしょう。今回は特に「青空駐車+週1洗車」のような環境で使用する人に向けて、コーティングの必要性やおすすめの選択肢について解説します。
■ ディーラーコーティングの特徴とメリット・デメリット
ディーラーのコーティングは、新車納車時に一貫して行われる安心感や、施工の品質保証がある点が魅力です。また、点検時のメンテナンスプランに組み込めることもあります。
一方で、価格は割高になる傾向があり、内容の詳細説明が不十分な場合もあります。例えば、ガラス系かポリマー系か、耐久性がどれほどかなどをしっかり確認せずに17万円近く支払ってしまうケースもあります。
■ コーティングをするべき環境とは?青空駐車は要注意
青空駐車の場合、紫外線・酸性雨・鳥のフン・花粉などが車に直接ダメージを与えるため、コーティングは塗装保護の面で一定の効果があります。特に新車時にコーティングを行うと、その後の塗装状態を良好に保ちやすくなります。
しかし、週1回のこまめな洗車をしている場合は、必ずしも高額なコーティングが必要とは限りません。
■ 納車後に「キーパーラボ」などでコーティングする選択肢
近年人気のコーティング専門店「キーパーラボ」では、3万円〜5万円程度でガラスコーティングが可能です。施工実績も豊富で、WEBから予約できる利便性も高く、多くの人がディーラーコーティングの代替として選んでいます。
たとえば、「クリスタルキーパー」は1年間の耐久性で約2〜3万円、「ダイヤモンドキーパー」は3年間の耐久性で5万円程度で施工でき、コスパも良好です。
■ コーティングをしない場合のメンテナンス対策
コーティングなしでも、週1回の洗車+定期的なワックスがけで塗装の状態を良好に保つことは可能です。青空駐車でも、こまめに鳥のフンや黄砂を落とすことを意識すれば、塗装劣化を防ぐことができます。
特に最近の新車塗装は非常に高品質であるため、数年間はノーコーティングでも美観を保てるケースも少なくありません。
■ 実際のユーザー事例
例1:都内在住・屋根なし駐車場利用の30代男性
「納車時のコーティングを断り、キーパーラボで3万円のコーティングを実施。毎年1回だけメンテして3年乗ったが、光沢も保たれて満足だった。」
例2:地方在住・青空駐車・週1洗車の50代女性
「最初にディーラーで17万円かけたが、半年後に鳥のフンでシミができてしまった。保証で再施工できたが、今思えば専門店で十分だったかも。」
■ まとめ:コーティングは「環境+予算+メンテ習慣」で判断を
新車時のコーティングは、全員にとって必須ではありません。青空駐車で長く乗る予定がある方や、洗車が月1回以下の方には特におすすめですが、週1回の洗車を継続できる方であれば、キーパーラボなどの外注やノーコーティングでも十分対応可能です。
17万円のディーラーコーティングを検討しているなら、一度その中身をよく確認し、別の選択肢も視野に入れてみましょう。
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