ランドクルーザーシリーズはトヨタのフラッグシップSUVとして高い人気を誇り、その中でもランドクルーザー300と再々販されたランドクルーザー70は、それぞれ異なる魅力を持っています。本記事では、「10年程度の保有」「現金購入」「GXグレード or 70系」という条件を前提に、それぞれの特徴・選び方・維持のしやすさなどを詳しく解説します。
ランドクルーザー300 GXの特徴
ランドクルーザー300 GXは、2021年に登場した最新世代のランドクルーザー。GXグレードは最廉価グレードでありながらも、堅牢なラダーフレーム構造と、最新の電子制御4WDシステム「マルチテレインセレクト」などを搭載しています。
実用性に優れ、乗り心地も現代的で、街乗りや長距離ドライブにもストレスがありません。また、V6ツインターボディーゼルエンジン(GXグレードはガソリン仕様)による力強い走りも魅力です。
再々販ランドクルーザー70の魅力
ランドクルーザー70系は2023年に再々販されたモデルで、「原点回帰」を感じさせるレトロなデザインと質実剛健な構造が特徴です。現代の車と比べて装備はシンプルですが、その分壊れにくく、メンテナンス性に優れています。
エンジンは2.8L直4ディーゼルターボを搭載しており、トルク重視の設計がオフロード走行や過酷な環境下でも力を発揮します。走りそのものが「道具としての車」である点が最大の魅力です。
維持費・燃費・実用面での違い
ランクル300 GXは車両価格・重量・排気量ともに大きいため、自動車税や重量税、燃費の面で負担が大きくなります。一方でランドクルーザー70は商用車扱い(1ナンバー)となるため税金面では優遇されており、維持費を抑えやすい点が魅力です。
燃費面では、ランクル70(ディーゼル)の方がやや優位。ただし、静粛性や快適性では300に軍配が上がります。
10年間保有した場合の資産価値とリセール
ランドクルーザーはリセールバリューが非常に高い車種として知られていますが、特に70系は希少性が高く、状態が良ければ10年後でも高額査定される可能性があります。
一方のランクル300も需要が高く、GXグレードであっても中古車市場では高値がつきやすいですが、電子装備の多さから長期使用後のトラブルリスクも考慮が必要です。
どちらを選ぶべきか?用途とライフスタイルで判断
都市部での使用・家族での長距離移動が多い方にはランクル300 GXがおすすめです。最新の安全装備や快適装備が揃っており、日常的な利用において安心感があります。
一方、アウトドア・趣味用途や整備性重視、長く乗ることを前提とするならランクル70は非常に魅力的な選択肢です。簡素で丈夫な設計は、10年先を見据えた信頼性の高さがあります。
まとめ:好みと使用環境で選ぶのが正解
ランドクルーザー300 GXとランドクルーザー70、どちらも魅力的なモデルであり、「10年乗る」「現金購入」という条件でも十分な価値を発揮する車です。快適性・安全性を取るなら300、メンテナンス性と資産性を重視するなら70というように、自身のライフスタイルに合わせて選びましょう。
どちらにしても、ランドクルーザーは長く愛される名車。選ぶ過程も含めて、楽しみながら検討してみてください。
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