サーキット走行で実力発揮!国産スポーツセダン6車種の性能比較と優勝候補を探る

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国産セダンの中でも走行性能に優れたモデルとして人気のある6車種――アルテッツァ、レガシィB4、クラウンアスリート、アコード、シビックセダン、スカイラインセダン。もしこれらを同条件でサーキットに持ち込んだら、どのクルマが最も速く走るのでしょうか?この記事では、それぞれの車両スペックや走行特性を比較しながら、サーキットでのポテンシャルを考察します。

比較対象となるモデルの前提

今回は、以下のようなグレードで比較を行います。比較対象はすべてノーマル車両を想定しています。

  • アルテッツァ:RS200 Zエディション(MT)
  • レガシィB4:2.0GT Spec.B(MT)
  • クラウンアスリート:3.5L V6(GRS204型)
  • アコード:ユーロR(CL7型)
  • シビックセダン:1.5L VTECターボ(FC型)
  • スカイラインセダン:350GT ハイブリッド(V37型)

なお、車両重量、駆動方式、エンジンスペック、トランスミッション構成などをベースに評価しています。

パワーウェイトレシオと加速性能の比較

パワーウェイトレシオはサーキットにおいて非常に重要です。以下は参考値です。

車種 馬力 車重 パワーウェイトレシオ
アルテッツァ 210ps 1350kg 6.4kg/ps
レガシィB4 280ps 1500kg 5.4kg/ps
クラウンアスリート 315ps 1650kg 5.2kg/ps
アコードユーロR 220ps 1340kg 6.1kg/ps
シビックセダン 173ps 1240kg 7.2kg/ps
スカイラインセダン 364ps(システム) 1800kg 4.9kg/ps

この数値から見ると、スカイラインセダンのハイブリッドモデルが加速性能では一歩抜きん出ています。

コーナリング性能と車体バランス

サーキットではパワーだけでなく、コーナリング時の安定性やバランスも勝敗を分ける要素になります。FFのアコードユーロRやシビックセダンは軽快なハンドリングが持ち味ですが、FRのアルテッツァや4WDのレガシィB4は中高速コーナーに強みがあります。

スカイラインセダンは重量級ながらアクティブステアリングなど先進制御でコーナリングも得意です。一方でクラウンアスリートはややラグジュアリー寄りで、サーキットでは重量の重さがネックになるかもしれません。

タイムアタックを想定した勝者予想

サーキットでの「タイムアタック」形式を想定した場合、スカイラインセダン(V37ハイブリッド)が最有力です。高出力と先進制御が活き、ストレートと中速コーナーで優位に立てるでしょう。

2位以下はレガシィB4とアコードユーロRが拮抗。特にアコードユーロRは軽量でコーナー主体のコースで好タイムを出しやすい傾向があります。

実際のサーキット走行で重視すべきポイント

純粋なスペックだけでなく、車両の整備状態やブレーキの冷却性能、タイヤのグリップ力も重要です。また、ドライバーの技量によって結果は大きく変わることも。

また、どの車種も基本的にサーキットユースを前提とした設計ではないため、定期的なメンテナンスやブレーキパッドのアップグレードが求められます。

まとめ

6車種を比較した結果、総合的な速さではスカイラインセダン(ハイブリッド)が一歩リード。レガシィB4やアコードユーロRも非常に優秀で、コースレイアウト次第では逆転も十分ありえます。最終的には、「どんなコースを」「どんなスタイルで」走るかに応じて最適な一台が変わってくると言えるでしょう。

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