ホーネット250(Hornet250)のハンドルをカスタムする際、特にセパハンからアップハンドル(アップハン)に変更する場合は、各種ケーブルの長さ変更が必要になります。この記事では、20cmアップハンへ交換した際の必要ケーブル長や注意点、選定のコツについて詳しく解説します。
ホーネット250のハンドル交換で起こる変化
セパハンから20cmアップハンへ変更する場合、ライディングポジションが大きく変わるため、純正ケーブル類では長さが足りなくなることが多いです。
とくにスロットルワイヤー、クラッチワイヤー、ブレーキホース、チョークワイヤーは延長必須となるケースが大半で、誤った長さを選ぶとハンドルを切ったときにテンションがかかり、操作性や安全性に悪影響を及ぼします。
各ワイヤー・ホースの延長目安(+20cmアップハン想定)
- スロットルワイヤー:純正比+15〜20cm(100cm前後)
- クラッチワイヤー:純正比+20〜25cm(115〜120cm前後)
- ブレーキホース:純正比+15〜20cm(車種により上下しますが約80〜90cm必要)
- チョークワイヤー:純正比+15〜20cm(100cm程度)
※正確な長さはハンドル形状や配線ルート、取り回しによっても異なるため、実車採寸が理想です。
実際の施工例:20cmアップハン装着時の参考データ
例:社外製アップハンドル(20cmアップ)を取り付けたユーザーの場合、以下のような延長ワイヤーが適合しました。
- スロットルワイヤー:110cm
- クラッチワイヤー:120cm
- ブレーキホース:90cm(メッシュホースへの交換)
- チョークワイヤー:100cm
ワイヤーはデイトナやアクティブ製が豊富で、指定長の注文も可能です。ブレーキホースは汎用メッシュタイプに交換するケースが多く、バンジョー角度にも注意が必要です。
ケーブル取り回しのポイントと注意点
延長したケーブルは、単に長くするだけでなく、正しい取り回しが重要です。以下のポイントを押さえて施工しましょう。
- ハンドル左右フルロック時に張らないこと
- ワイヤーが他のパーツに干渉しないこと
- アッパーカウルやメーター周りとのクリアランスを確保
特にスロットルワイヤーは曲がりがきついと戻り不良の原因になるため、最短で直線的なルートを意識します。
便利な調整式ワイヤーとカスタムパーツ
調整アジャスター付きのクラッチワイヤーを選べば、テンション調整も容易になり、初期伸びにも対応しやすくなります。
また、ハンドルポジションが変わることでミラーやブレーキマスターの角度も変化するため、それに対応した延長ステーや角度調整パーツの導入もおすすめです。
まとめ:事前採寸と余裕をもった長さ選びが成功のカギ
ホーネット250に20cmアップハンドルを装着する際は、各種ケーブルの延長が必要になります。車体やハンドルの形状によって必要寸法は前後しますが、一般的な目安として+15〜25cmの延長を想定して準備すると安心です。
仕上がりの見た目と操作性、安全性を両立するためには、ただ長くするだけでなく、正確な取り回しと固定方法が重要になります。初めての方はプロショップでの相談や施工も視野に入れて、納得のいくカスタムを実現しましょう。
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