ヘルメット選びは、安全性や快適性に直結する非常に重要なポイントです。特に、SHOEIのような高品質ブランドのヘルメットはサイズ選びを誤ると、その性能を十分に活かせなくなってしまいます。この記事では、SHOEIのジェットヘルメット「J.O」でLサイズを使っている方が、同ブランドのフルフェイスモデルを選ぶ際にサイズをどう考えるべきかを詳しく解説します。
SHOEIのサイズ表記とモデルによる違い
SHOEIのヘルメットは、基本的に共通のサイズチャート(頭囲)に基づいています。しかし実際のフィット感はモデルごとに異なります。これは、内装の形状やパッドの厚み、帽体のデザインがモデルによって調整されているためです。
例えば、J.Oはジェットヘルメットで、頭部のフィットよりも耳周りの快適性が重視されています。一方で、Z-8やGT-Air3などのフルフェイスは、密着度が高く、防音や高速安定性を確保するためにタイトめの設計となっています。
「J.OでLサイズ=フルフェイスもLでOK」は危険?
結論から言うと、必ずしも同じLサイズで快適にフィットするとは限りません。とくにフルフェイスモデルは頬や顎周りの密着度が強いため、J.Oでちょうどいいと感じたLサイズでも、フルフェイスでは「きつく感じる」ことがあります。
また、逆に「緩く感じる」ケースもあります。これは、J.Oの内装が比較的柔らかく、馴染みやすいため、フィット感の印象が異なるからです。
ネットでの購入前にすべき3つのチェック
- SHOEI公式の頭囲サイズ表を確認
→自分の頭囲を再度測定しておきましょう。 - モデルごとのフィット感レビューを確認
→口コミや販売店のサイズ感レビューは参考になります。 - 可能なら店舗で試着
→一度でもいいので同モデルを試すと安心です。
試着が難しい場合は、SHOEI正規代理店でのサイズ交換対応や、返品可能な販売店を選ぶのがベストです。
代表的なSHOEIフルフェイスのサイズ感比較
以下はSHOEIの主要フルフェイスとJ.Oの比較傾向です。
モデル名 | 特徴 | サイズ感の傾向 |
---|---|---|
J.O(ジェット) | 開放的でややゆったり | やや緩めに感じやすい |
Z-8 | 軽量・コンパクト | タイトに感じる方が多い |
GT-Air3 | ツーリング向け・静粛性重視 | しっかりフィットする |
NEOTEC II | システムヘルメット | 幅広め・やや緩く感じることも |
同じLサイズでも、モデルによってこうした違いがあります。
もしサイズ選びに迷ったら
自宅で試着できるよう、SHOEIの公式取扱店でのサイズ確認や、返品保証付きのECショップを活用することをおすすめします。
また、購入後に頬パッドの厚み変更やインナーパッド交換が可能なモデルも多く、調整することで自分に合ったフィット感に近づけることも可能です。
まとめ:サイズは同じでも慎重な確認が重要
SHOEIのJ.OでLサイズがフィットしていたとしても、フルフェイスモデルでは必ずしも同じサイズが快適とは限りません。モデルごとの違いや設計思想を理解し、可能な限り試着やサイズ交換対応を活用することで、満足のいく買い物ができるでしょう。
ネット購入の際は、サイズ感レビューや返品可能かどうかを必ずチェックしてから選びましょう。
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