トヨタのミニバンで、コンパクトなシエンタと大きめのノア/ヴォクシーの中間的なサイズ感を求める声があり、かつて該当する車種は実際に存在しました。本記事では当時の車種と現行モデルから比較してご紹介します。
日産NV200:シエンタとノアの丁度中間
かつてシエンタ(全長4,260 mm/全幅1,695 mm)とノア・ヴォクシー(全長4,695 mm/全幅1,730 mm)の中間に相当する車種として、日産NV200(全長4,400 mm/全幅1,695 mm/全高1,850 mm)が挙がっていました【参照】
NV200は全幅がシエンタと同じながら、全長はシエンタより約140 mm長く、全高も高いのが特徴です。
トヨタ・ウィッシュ:かつて存在したコンパクト3列MPV
2003〜2017年に販売されていたトヨタのコンパクトMPV「ウィッシュ」も、シエンタより大きくノアより小さいボディサイズで、中間的な選択肢でした。
2列乗車+3列対応の室内構成で、シエンタとノアの“間”を埋める存在だったと言えます【参照】。
現行トヨタラインナップとの比較
現在のトヨタ公式ラインナップでは、ウィッシュのような中間車種はラインアップにありません。
シエンタ→コンパクト/ノア・ヴォクシー→ミドルクラスの2極化が明確で、現在はNV200のような大きさの車種は自社ブランドでは設定されていません。
他ブランドから見る中間サイズ候補
日産ではNV200に近いサイズ感のMPVが参考車種として挙がり、ホンダ・フリードなども小型ミニバンの中ではシエンタに近めです。
しかし、ノア/ヴォクシーと同じ3列/7〜8人乗りのニーズを満たしつつ、シエンタに近いコンパクトさを求める車種は限られます。
まとめ:中間サイズは「中古」なら候補あり
現在新車ラインナップでは、シエンタとノア/ヴォクシーの間を埋めるモデルは存在しません。
しかし過去には、日産NV200やトヨタ・ウィッシュがまさにその帯域にありました。中古車市場を探せば、双方の長所をほど良く併せ持つ車種として適した選択肢となります。
ご家族の人数や荷物、運転スタイルに応じて、過去のモデルにも目を向けてみるのがおすすめです。
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