YB1 2ストロークエンジンを改造して吸気を強化しようとしたが、アイドリングは問題ないものの走行中にストールしてしまったという方のために、吸気改造における最適なセッティングについて解説します。この記事では、エアクリーナーのホースカットやニードルクリップ位置の見直し方法、また、ボアアップやポート加工を施した場合の調整ポイントについて説明します。
吸気の改造とエンジンセッティングの重要性
吸気系統を改造するときは、エアクリーナーやホースの長さ、フィルターの種類など、さまざまな要素がエンジンの挙動に影響を与えます。特に、2ストロークエンジンは吸気と排気が非常に重要な要素となり、適切な空気の流入を確保しなければ、エンジンがスムーズに回転しなくなることがあります。
ホースを短くカットしたことでアイドリングはできても走行時にストールする原因として、吸気量が急激に増えてしまい、エンジンの空燃比が乱れた可能性が高いです。この問題を解決するためには、吸気の流量と燃料供給のバランスを再調整する必要があります。
ニードルクリップの調整とセッティング
質問者はニードルクリップを1番上に設定しており、これが原因で空燃比が濃くなりすぎている可能性があります。ニードルクリップの位置は燃料供給の調整に大きく影響します。ニードルクリップが上に設定されていると、加速時に燃料が多く供給され、アイドリング時に適切な空燃比が維持されなくなり、ストールを引き起こすことがあります。
この問題を解決するには、ニードルクリップをもう少し下げてみることをおすすめします。これにより、加速時の燃料供給が適切に調整され、エンジンがスムーズに動作するようになるでしょう。
その他の改造箇所の影響
質問者は59ccにボアアップし、シリンダーヘッドやポートも削っており、エアクリーナーは純正より薄いものを使用しています。このような改造により、エンジンの吸気効率が大幅に向上しているため、従来のセッティングでは十分に空気を取り込むことができません。特に、純正サイレンサー内の壁を貫通させて抜けを良くしている点が、エンジン性能に影響を与えている可能性があります。
これに伴い、エアクリーナーの変更やフィルターの薄さも吸気の流れに影響を与え、最適な燃焼を達成するためには、ジェットサイズやニードルクリップの再調整が必須です。ボアアップやポート削りによって空気の流れが変わっているため、ジェットサイズを変更し、吸気の流量に合ったセッティングを行うことが重要です。
適切なジェットサイズの選定
質問者の現在のセッティングでは、MJ(メインジェット)を85から130、SJ(スロージェット)を2.25から2.5に設定していますが、この設定ではやや燃料供給が多すぎる可能性があります。ボアアップや吸気改造を行った場合、ジェットサイズを適切に調整することで、エンジンのパフォーマンスを最大限に引き出すことができます。
具体的には、メインジェットのサイズを少し下げ、スロージェットの設定を見直すことで、エンジンの空燃比が適正に保たれ、走行時のストールや吹け上がりの悪さを改善することができます。また、ジェットを変更する際は、エアクリーナーの変更も踏まえた調整が必要です。
まとめ
YB1 2ストロークエンジンにおける吸気改造は、エンジンの性能を向上させるための重要な要素ですが、適切なセッティングが不可欠です。ホースの長さやフィルターの変更、ボアアップによる空気流量の変化に合わせて、ニードルクリップの位置やジェットサイズを調整することで、エンジンのパフォーマンスを最大化できます。ストールや吹け上がりの不具合がある場合は、燃料供給と吸気のバランスを見直し、再調整を行うことが必要です。


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