スズキの人気Vツインスポーツ「SV400(1998年式)」と現行「SV650X」では、外見は似ていても部品の設計が異なることが多く、パーツ流用の可否は気になるポイントです。中でもフットペグ(ステップキット)はドレスアップと実用性を兼ね備えるカスタムの定番。この記事では、現行SV650X用のSPEEDRA製フットペグがSV400に装着できるのか、互換性の視点から解説します。
SV400とSV650Xは別設計:基本的に互換性はない前提
まず大前提として、SV400(1998年式)と現行のSV650X(2018年以降)は設計世代が大きく異なるため、ボルトオンでの互換性は基本的にありません。特にフレーム形状、ステップブラケットの位置や構造、ステップピンの太さなどが違う可能性が高いです。
ただし、一部パーツは近似している場合もあり、加工やスペーサーの追加で取り付けできたという報告例もありますが、完全な流用は保証されません。
実例:SV650X用ステップを旧SV400に取り付けたユーザーの声
ネット上の情報やバイク掲示板によると、「SPEEDRA製のSV650用バックステップを加工流用した」という報告は一部存在しています。内容は以下の通りです。
- ステップピンの径が微妙に異なるため、カラーの調整が必要
- リターンスプリングが干渉するため、別途対応が必要
- 取り付け角度の自由度が少ない
つまり、完全なポン付けはできず、ある程度の加工技術や工具が求められます。
互換確認にはメーカー対応がベスト
信頼性を重視するなら、SPEEDRA(PLOT)公式サイトや問い合わせ窓口で、部品単体の寸法や適合について確認するのが確実です。
例えば、SV650X用のフットペグが「SV650 2016年式〜」の品番で共通であれば、それ以前のモデル(例:2003年式のSV650)に装着実績があるかどうかを確認しておくと、互換の可否を推測しやすくなります。
代替案:汎用品ステップを使う手も
どうしても純正互換が見つからない場合、汎用タイプのステップキットを使う方法もあります。特に以下のような製品は調整幅が広く、旧車にも対応しやすいです。
- DAYTONA(デイトナ)製 汎用バックステップ
- POSH Faith製ステップバー
- GILD designやACTIVE製の汎用バーエンド付きペグ
ただし、こちらも基本は「要加工」前提となるため、バイクショップでの取り付け相談をおすすめします。
まとめ:SV650X用ステップの流用は「一部可能だが要加工」
結論として、SV650X(現行)のフットペグをSV400にそのまま装着するのは基本的に不可ですが、加工次第で取り付けられるケースもあるようです。完全互換は期待せず、事前にメーカーや整備士と相談することが成功の鍵になります。
カスタムを安全・確実に楽しむためにも、慎重な確認と適切な取り付けを心がけましょう。
コメント