SYM Citycom125のチェックランプ6回点滅の原因と対処法

車検、メンテナンス

SYM Citycom125(AP12V1)において、エンジンチェックランプが6回点滅する現象は、車両の自己診断機能による故障コードの表示です。これは、EFI(電子燃料噴射)システムの異常を示しており、適切な対処が必要です。

チェックランプの点滅回数の意味

SYMのEFI搭載車両では、チェックランプの点滅回数によって故障コードを示します。6回の点滅は、電圧異常を示すコードであり、バッテリー電圧が10V以下または16V以上になっている可能性があります。

この状態は、バッテリーの劣化や充電系統の不具合、ECU(エンジンコントロールユニット)への電源供給の問題などが原因で発生することがあります。

フラッシュコードの確認手順

具体的な故障コードを確認するには、以下の手順でフラッシュコードを読み取ります。

  1. イグニッションスイッチをOFFにします。
  2. スロットルグリップを全開にして保持します。
  3. イグニッションスイッチをONにします(スロットルは全開のまま)。
  4. チェックランプが2秒間点灯し、3秒間消灯した後、点滅を開始します。
  5. 点滅回数を数えて記録します。複数の故障がある場合は、順に表示されます。

この手順により、具体的な故障内容を特定できます。

対処方法

6回の点滅が確認された場合、以下の対処を検討してください。

  • バッテリーの点検・交換:バッテリー電圧をテスターで測定し、電圧が低下している場合は充電または交換を行います。
  • 充電系統の確認:発電機(ACG)やレギュレーターの動作を確認し、異常があれば修理または交換します。
  • 配線の点検:ECUへの電源供給ラインに断線や接触不良がないか確認します。

これらの作業は、専門的な知識と技術を要するため、SYMの特約店や信頼できる整備工場での点検・修理を推奨します。

チェックランプのリセット方法

故障が解消された後でも、チェックランプが点灯し続ける場合があります。リセット手順は車種によって異なるため、SYM Citycom125のサービスマニュアルを参照するか、販売店に確認してください。

一部のSYM車両では、積算距離表示モード時に特定のボタンを長押しすることでリセットできる場合がありますが、Citycom125での対応は確認が必要です。

まとめ

SYM Citycom125のチェックランプが6回点滅する場合、電圧異常が原因である可能性が高いです。バッテリーや充電系統、配線の点検を行い、必要に応じて修理や交換を実施してください。正確な故障診断と適切な対処のためには、専門の整備工場での点検をお勧めします。

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