ホンダの人気スクーター「ライブディオ(Live Dio)AF35」は、手軽に乗れる通勤・通学バイクとして長年多くのユーザーに支持されてきました。そんなAF35の維持に欠かせないのが定期的なスパークプラグの交換です。特に初心者にとって「純正プラグの番数がわからない」というのはよくある悩み。本記事では、AF35の純正プラグ番数を中心に、選び方や交換のコツを詳しく紹介します。
ライブディオAF35の純正プラグ番数とは?
ライブディオAF35(2スト・ノーマル仕様)に適合する純正プラグ番数は「NGK BR8HSA」です。これはホンダのサービスマニュアルにも記載されており、信頼性の高い情報とされています。
この「BR8HSA」は、NGK社製のスパークプラグで、熱価は「8」に相当します。これは標準的な使用条件下で最も適した熱の伝導バランスを持っており、日常的な街乗りや短距離走行にも対応しています。
熱価とは?8番の意味をやさしく解説
熱価とは、プラグの「発熱しやすさ」「冷却しやすさ」を示す指標です。数値が小さいほど高温に強く、数字が大きくなるほど冷えやすくなります。
通常使用では「8番」で問題ありませんが、スポーツ走行や改造エンジンでは9番以上を使う場合もあります。
たとえば、ノーマル状態で走るなら「BR8HSA」がベストですが、ボアアップや高回転チューンしている場合は「BR9HSA」などに変更することがあります。
プラグ交換時の注意点とコツ
交換時は冷えた状態のエンジンで作業し、規定トルク(10〜12Nm)で締め付けることが重要です。締めすぎるとネジ山を痛める危険があり、逆に緩すぎると圧縮漏れや発火不良につながります。
また、使う工具はプラグレンチ(16mm六角)が最適です。AF35はカウルを外さずにアクセスできますが、狭いので作業しにくい場合は角度付きのエクステンションを使うと便利です。
交換時期と症状の目安
プラグの寿命は一般的に走行3,000〜5,000kmが目安です。以下のような症状が出たら、交換を検討しましょう。
- エンジンのかかりが悪い
- 加速が鈍くなった
- アイドリングが不安定
取り外したプラグの電極が黒くすすけていたり、白っぽく焼けている場合は、燃調やエアフィルターの状態を疑ってみるのもおすすめです。
社外品を選ぶときのポイント
NGK以外にも、デンソー(DENSO)の「W24FS-U」が互換品として使えます。ただし、互換性のある番数を必ず確認し、ショートリーチ・ネジ径14mm・ねじ長12.7mmの条件を満たす製品を選びましょう。
また、イリジウムプラグにアップグレードすることで、始動性や燃費の改善が期待できますが、コストも上がるため予算と相談して検討してください。
まとめ:正しいプラグ選びでライブディオを快適に
ライブディオAF35に最適な純正プラグ番数は「NGK BR8HSA」です。日常使用ならこれで十分な性能を発揮できます。
プラグはバイクの健康状態を左右する重要パーツ。交換頻度や症状をチェックしながら、適切なタイミングでのメンテナンスを心がけましょう。定期的な点検で、愛車を長く快適に乗り続けられます。
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