中古で初代NBOX(JF1/2型)とNAKシリーズ(LA150S)前期型を比較検討するとき、気になるのはCVTの信頼性とKFエンジンの耐久性です。本記事では5万~10万キロ走行車での実例を交えながら「本当に故障しやすいのか」「買うならどちらか」を解説します。
CVT(無段変速機)の故障傾向と対策
初代NBOXにはCVTのトルクコンバーターやベアリング周りの異音・破損の事例が相次ぎ、リコールや保証延長も発生しました。ミッションごとの載せ替えまで至る例もあり、中にはエンストやジャダーといった深刻な症状も報告されています :contentReference[oaicite:0]{index=0}。
ただし、全台に不具合があるわけではなく、20万キロ超でも無故障の例もあります :contentReference[oaicite:1]{index=1}。重要なのは整備記録と試乗による確認です。
KFエンジンのウォーターポンプ弱点
LA150S系KFエンジンでは、10万km前後でウォーターポンプから異音や水漏れといったトラブル報告が頻発しています :contentReference[oaicite:2]{index=2}。一部の改良部品でも完全ではなく、少走行でも不具合発生例あり :contentReference[oaicite:3]{index=3}。
整備工場でのベアリング交換やポンプ交換作業も定期的なメンテナンスの一部として重要です :contentReference[oaicite:4]{index=4}。
実例で比較:故障リスクと対策
NBOX:CVTからの異音でミッションごと交換、約40~60万円の修理費用発生ケースあり :contentReference[oaicite:5]{index=5}。
LA150S:10万km付近でのウォーターポンプ異音、水漏れ対応あり。費用や時間は比較的少なめですが、放置するとオーバーヒートによる重大故障リスクも :contentReference[oaicite:6]{index=6}。
選定時チェックポイント
- 整備記録の有無:CVT・ウォーターポンプ交換歴を要確認。
- 試乗時の振動・異音チェック:発進・停車時のジャダーや水温計挙動。
- 保証・リコール確認:NBOXは初期型リコール対象の可能性あり。
- 走行環境考慮:街乗り中心ならCVT負荷、長距離主体なら保守性重視。
まとめと推奨の選び方
どちらを選ぶにせよ、整備状況と車両状態の確認が鍵です。
CVT交換リスクを避けたいなら、整備履歴が明確なLA150Sを選び、ウォーターポンプを早めに点検・交換するのがおすすめです。
一方で、きちんとメンテされたNBOXなら走りや装備面での満足度は高く、ミッション異常が不安な場合は保証対象のリコール履歴をチェックしましょう。
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