なぜSUVでサーキット走行?車高短・ドンガラ・フルバケ仕様の理由を解説

車検、メンテナンス

「SUVをわざわざ車高短・ドンガラ(内装除去)・フルバケ(フルバケットシート)化してまでサーキットを走るのはなぜ?」そんな疑問を持つ方も多いでしょう。この記事では、その目的や背景、楽しみ方について解説していきます。

SUVをベースにする意外な理由とは

SUVは一般的に車高が高く、快適性や走破性が重視されるジャンル。しかし、近年は「意外性を楽しむ」モータースポーツファンの間で、SUVをベースにしたカスタムが注目されています。

例えば、ホンダのヴェゼルやスバルのフォレスターなどをベースにした“サーキット仕様”が各地の走行会でも見かけられるようになってきました。

車高短・ドンガラ・フルバケの意味と効果

  • 車高短:重心を下げてコーナリング性能を向上。SUVの“腰高感”を抑え、スポーツ走行に適した姿勢に。
  • ドンガラ(内装除去):軽量化により加速性能・制動距離が向上。静音材やリアシートまで外すケースも多い。
  • フルバケ:横Gに耐える固定力の高いシートで、身体をしっかりホールドし、ドライビングに集中できる。

これらを組み合わせることで、SUVでもスポーツカーに近い走行フィールが楽しめるようになります。

見た目だけではない“遊び”と“挑戦”の文化

一見すると「何がしたいの?」と思われる仕様ですが、これは自動車文化における“遊び心”や“あえての選択”でもあります。

「速く走る」ことだけでなく、「珍しいベース車でどこまでやれるか試す」こと自体が目的というユーザーも多く存在します。

実例:サーキット走行仕様SUVのオーナーインタビュー

某イベントで見かけたトヨタ・ハリアーのドンガラ仕様。オーナー曰く「速さより“驚かせたい”気持ちの方が強い」とのこと。仲間内での話題性や、他車種とは違う視線を感じる楽しさも、カスタムの一部だと語っていました。

さらに「SUV=スポーツ不可」のイメージを覆したいというモチベーションも、多くのオーナーの中に存在しています。

安全面と注意点

ただしSUVでのサーキット走行は本来想定された使い方ではなく、重心の高さや足回りへの負担、ブレーキ容量不足などリスクもあります。

必ずロールケージや強化ブレーキ、適切なタイヤ・サスの導入といった対策が必要です。サーキットによっては車両規定でSUVの改造内容に制限がある場合もあるため、事前確認も重要です。

まとめ

車高短・ドンガラ・フルバケ仕様のSUVでサーキットを走る人は、単なる「速さ」や「効率」よりも、独自のスタイルや楽しさを追求していると言えます。

サーキットは競争だけでなく、表現の場でもあります。そうしたカルチャーを理解すれば、SUVのスポーツ仕様もまた、ひとつの“遊び”として魅力的に映るかもしれません。

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