ライブディオ AF35の規制前・規制後の違いとは?シリンダー変更点を徹底解説

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ホンダの人気原付「ライブディオ AF35」シリーズは、中古市場でも根強い人気がありますが、年式や型番によって「規制前」と「規制後」で性能に大きな違いがあることをご存知でしょうか?とくにエンジンやシリンダーにおいて、パワーやカスタム性に影響する変更点があります。

AF35型番から見る規制前と規制後の見分け方

ライブディオのAF35には初期型と後期型があり、エンジン規制によって仕様が変更されました。フレーム番号で判断することができます。たとえば、「AF35-2000001〜」は後期型、つまり規制後モデルになります。

つまり、AF35-2006***は200万番台のため、2000年以降の環境規制に対応した後期モデルということがわかります。

規制前と規制後で何が変わったのか?

規制の中心は排ガス対策で、キャブレター調整やマフラーの構造、シリンダー形状などが変更されています。そのため、規制後モデルはパワーが落ちており、加速性能や最高速が抑えられています。

また、規制後モデルはエンジンに負圧ホースが追加されていたり、マフラーに触媒がついていたりと、内部構造にも多くの違いがあります。

シリンダーの構造的な違い

規制前モデルのシリンダーは吸気ポートが広く、加工しやすいため、ボアアップやポート加工といったチューニングがしやすい構造になっています。

一方、規制後モデルでは吸気ポートが狭く、排気効率も落ちているため、同じボアアップをしても性能が出にくくなっています。さらに、ピストン形状やポート形状にも変更があり、流用や互換にも注意が必要です。

ボアアップやチューニングを考えるなら?

パフォーマンスを重視してカスタムしたい場合は、可能であれば規制前モデル(AF34やAF35前期)を選ぶのがベストです。

ただし、規制後モデルでも社外のボアアップキットや高性能キャブレターに交換することで、ある程度の性能アップは可能です。特にシリンダー交換時には、規制後専用設計のものを選ぶことが重要です。

中古購入時の注意点

AF35を中古で購入する場合は、フレーム番号だけでなくエンジン番号や装着パーツにも注目してください。前期型に後期型エンジンが載っているケースや、マフラーやキャブレターだけ社外品に交換されていることもあります。

購入前にできれば専門店で実車確認を行い、必要に応じて整備記録なども確認することが望ましいです。

まとめ:AF35の規制による違いを理解して選ぼう

AF35-2006***は規制後のモデルであり、シリンダーや吸排気系に性能抑制のための変更が加えられています。カスタムやボアアップを前提とするなら規制前モデルの方が優位ですが、規制後モデルでもチューニングは可能です。

中古選びやパーツ選定の際は、規制の違いをしっかり把握して、最適なバイクライフを楽しみましょう。

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