ホイールサイズ変更で外側への出幅はどれくらい?17インチ7J+50から19インチ8.5J+45への変更を徹底解説

カスタマイズ

車のホイールを変更する際、「どれくらい外に出るのか?」という出面(でづら)は見た目だけでなく安全面にも関わる重要なポイントです。この記事では、17インチ7J+50のホイールから19インチ8.5J+45に変更した場合、どの程度外側に出るかを数値で比較し、わかりやすく解説します。

ホイールのサイズ表記の基本をおさらい

まずはホイールサイズの意味を正しく理解しましょう。たとえば「17インチ7J+50」は以下のように読み解けます。

  • 17インチ:ホイールの直径
  • 7J:リム幅(ホイールの幅)7インチ
  • +50:インセット(オフセット)50mm

このうち、出面に直接関わるのはリム幅とインセットです。インチアップによるタイヤ外径の変化はフェンダークリアランスに影響しますが、今回はリム幅とインセットによる出幅の変化に着目します。

具体的な計算:どのくらい外に出る?

出面の変化を計算するには、以下の2つのステップを踏みます。

  1. リム幅の増加分を左右で分けて半分加算
  2. インセットの差を考慮

計算式は以下の通りです。

出面の変化 = ((8.5 - 7) × 25.4 ÷ 2) - (50 - 45)

(1.5 × 25.4 ÷ 2) - 5 = (38.1 ÷ 2) - 5 = 19.05 - 5 = 約14mm

つまり、新しいホイールは約14mm外に出ることになります。

ホイール変更による影響と注意点

ホイールが外に出ることで、見た目は迫力が増し、トレッド幅が広がることでコーナリング性能の向上が期待できます。しかし、フェンダーからはみ出すと車検に通らなくなる可能性があります。

また、タイヤサイズや車高にもよりますが、サスペンションやフェンダーへの干渉リスクも増えるため、マッチングには慎重さが求められます。

タイヤ外径も確認しよう:インチアップの落とし穴

ホイール径を17インチから19インチに変更する際は、タイヤの外径も変化します。外径が大きくなりすぎるとスピードメーター誤差や干渉の原因になるため、対応するタイヤサイズの選定も重要です。

例えば、215/45R17から225/35R19などに変更することで、外径の差を抑えることができます。インターネット上には外径計算ツールもあるので活用すると便利です。

実例紹介:17インチ7J+50から19インチ8.5J+45への変更事例

実際にこのサイズに変更したオーナーの事例では、フェンダー内に収まるかどうかは車種によって異なりますが、14mm程度の出幅であればローダウン車でもギリギリ対応可能というケースも多く見られます。

ただし、アライメントのズレやハンドル切れ角の制限など、細かい影響が出ることもあるため、ショップでのマッチング確認や現車合わせを推奨します。

まとめ:サイズ変更は慎重に計算しよう

17インチ7J+50から19インチ8.5J+45への変更では、おおよそ14mm程度外に出る結果になります。この変更は見た目の印象アップに繋がりますが、フェンダークリアランスや車検適合など複数の要素をチェックする必要があります。

ホイールサイズの変更は愛車の印象を大きく変えるカスタムですが、安全性と法令遵守を忘れず、事前にしっかり計算と確認を行いましょう。

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