RB25ターボを搭載したHR34スカイラインで、ER34用純正触媒への交換を検討している場合、安全な車検通過や性能変化に関する注意点がいくつかあります。本記事では、「HR34にER用触媒は使えるか・低速トルクへの影響・ブースト調整」の3点を詳しくまとめました。
① ER34純正触媒の流用で車検は通る?
結論から言えば、ER34用触媒は形式が異なるため、基本的に車検通過は難しいとされます。触媒は車種・形式ごとに取得した排ガス試験データ(型式認定)に基づいて認可されており、HR34にER34用を付けても認可対象外となる可能性が高いです:contentReference[oaicite:0]{index=0}turn0search3】。
社外触媒やメタル触媒でも、保安基準適合品として製品化されていれば同等に車検対応できますが、型式変更しないままは避けたほうが安心です。
② 低速トルクや加速フィールの変化は?
ER34純正触媒はセラミックケイ素系で、社外スポーツ触媒に比べ通過抵抗が高めです。そのため、低回転域のトルクが太く感じられるようになる可能性があります。実際、社外触媒から純正に戻すと“アクセルレスポンスが自然に感じる”と話すユーザーもいます(CARTUNE投稿より):contentReference[oaicite:1]{index=1}turn0search6】。
ただし、触媒交換だけで劇的な変化があるケースは少なく、乗り方やリセッティング次第で好みのフィーリングへ調整可能です。
③ 抵抗増によるブースト圧の調整は必要?
触媒戻しによる排気抵抗増加は、タービンへの負荷や排圧に影響を与えるため、ブースト圧を控えめに設定する方がエンジンに優しく、安定走行につながります。
ブースト制御(EVC)で現状0.9barなら、触媒交換後に0.8bar程度へ調整し、慣熟運転後にフィールを確認しながら微調整していく流れが理想です。
④ まとめ/おすすめ対応
- 触媒選び:ER用純正は形式違いのため車検対応が難しく、HR純正触媒もしくは保安基準適合の社外品を選ぶのがベスト。
- 性能面:低回転のトルクが太くなる可能性があり、街乗り域での走りが自然になります。
- ブースト調整:抵抗増に合わせて0.8bar程度へ控えめにし、乗り味を確認しながら調整するのがおすすめです。
まとめ
HR34にはできるだけHR純正、または保安基準に適合する触媒を選ぶべきで、ER触媒の流用は避けましょう。触媒交換後は低速トルクの変化を楽しみつつ、ブースト圧の調整もセットで行えば、安全かつ快適な走行へと繋がります。専門ショップでの排ガス測定やパワーチェックを活用しながら、理想のセットアップを目指しましょう。
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