1990年代後半の名車「トヨタ・チェイサー」は、今なお多くの若者の憧れ。特にJZX100系のツアラーSやアバンテは中古車市場でも人気が高く、どちらを選ぶべきか悩む方は少なくありません。本記事では、18歳で初の愛車を検討中の方向けに、走行距離・価格・装備・乗り味・将来的な価値などを踏まえて比較解説します。
ツアラーS(白・13万キロ・160万円)の特徴と魅力
ツアラーSはJZX100チェイサーの中でも走行性能に優れたモデルで、5速MT搭載車であれば特にドリフトやスポーツ走行ファンに根強い人気があります。13万kmという走行距離は多めですが、定期的にメンテナンスされていれば問題ないケースもあります。
価格160万円は比較的抑えられており、「乗り出しコスト重視+スポーツ志向」の方には理想的な選択肢。メンテナンスやカスタムに充てる予算を残せるのもメリットです。
アバンテ(黒・4.5万キロ・199万円)の魅力と違い
一方、アバンテは落ち着いた乗り心地と内装の質感に定評があり、街乗りや通勤用途を重視する方には快適なモデルです。走行距離4.5万kmと極めて少なく、今後の長期使用にも安心感があります。
外観が「イケイケ」とのことですが、見た目にこだわるなら黒塗装×純正エアロは所有満足度も高く、特に若者層に人気があります。ATという点は、スポーツ走行より日常性を重視した選び方となるでしょう。
走行距離とリセールバリューの関係
一般的に、走行距離が少ない車ほど市場価値は高くなります。アバンテの4.5万kmという数値は今後の中古相場でも武器になります。反対に、13万kmを超えるツアラーSは価格が抑えられている分、下取り・売却時に価値が落ちる可能性があります。
ただし、ツアラーSは「MT換装車」やターボ付きモデルであれば希少性が高く、特定層からのニーズは根強いため、リセールも一定期待できます。
維持費と保険の観点から考える
18歳で初めて車を購入する場合、任意保険料が非常に高額になることがあります。スポーツモデルのツアラーSは事故リスクも高いと見なされがちで、保険料がアバンテより高くなる傾向です。
また、13万kmの車両は整備・修理の可能性も高まりやすく、その分維持費に余裕が必要です。低走行のアバンテであれば、初期トラブルのリスクはかなり少ないといえます。
若者目線で考えるおすすめの選び方
- 走り重視・カスタム志向・MT派:ツアラーS(ただし状態要確認)
- 見た目重視・長く乗りたい・維持費重視:アバンテ(価格分の安心感あり)
たとえば「ドリフト練習をしたい」「イベント参加したい」ならツアラーS。「普段の街乗りと通学メイン」「車に詳しくない家族にも安心させたい」ならアバンテが有利です。
まとめ:自分に合った価値を選ぼう
クルマ選びに正解はありません。見た目・走り・価格・維持費など、自分にとって何が最も大切かを軸に比較することが大切です。
ツアラーSはカッコいい走りに惹かれる人へ、アバンテは日常性と安心感を求める人へ。それぞれの「カーライフの理想像」に合った一台を見つけてください。
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